連れ去られた天帝の子リンを追い、海を渡ったケンシロウ。
そこは闘いの地獄、修羅の国であった。
ケンシロウの前に立ちふさがるもう一つの北斗、北斗琉拳の使い手羅将ハン。
ケンシロウとハンの壮絶な戦いが始まった。
果たして、謎の男シャチの思惑は?  そして、ケンシロウとハンの戦いは?
勝利の女神が微笑むのはいずれの北斗か。
ケンシロウは修羅の掟にとどめを刺すか。




第129話 (Chapter129)
暴かれたケンシロウの秘密!
修羅の国は母の国!!

放映日  1987/09/03
演出  松浦錠平
脚本  戸田博史
作画監督  須田正己
美術  松本健治




第129話 前半 (A part)


先週、放流された「皆で飲もう愛媛の心、命の水だP●Nジュース!」が各地にセンセーションを巻き起こしております。
修羅
「うぉわぁ!
100%果汁だ!
ラオウが来たぞー!!」


世界に羽ばたく愛媛のみかんに、修羅の方々もチョービックリ!

ちなみに元ネタはSEX MACHINEGUNSの名曲「みかんのうた」から頂いております。
ここはジュウケイ先生のおうち。

これまた人体に深刻な悪影響を与えそうな所に住んでますね。
ダイオキシンなんて目じゃないぜ!てな感じ。
レイア&タオ
「ジュウケイさまー!」


そんなダメージゾーンに足を踏み入れるラブリー姉弟。
身体への悪影響が危惧されますが、彼女達はトゥーンなので心配するだけ無駄無駄無駄ァ!
毒の沼地の畔でお昼寝中のジュウケイ先生を発見しまふた!

レイア
「ジュウケイ様!
川が100%果汁に染まっていきます!」


ジュウケイ
「うむ、ラオウが来たようだな」
ジュウケイ
「伝えてはならぬ北斗琉拳…。
その禁を破り、ワシは三人の男達に北斗琉拳を伝えた。
彼らは羅将となり非情の掟でこの国を支配した。
それが、修羅の地獄の始まり。
だが、ラオウがこの地獄を解いてくれよう!」


なんだ、元凶はアンタか、じいさん。
レイア
「でもなぜ、ラオウが必ず来ると?」


ジュウケイ
「この国は北斗神拳の故郷。
そしてラオウの故郷なのじゃ!
人はいつか故郷を目指すものよ」


衝撃の事実がまた一つ発覚しました。
詳細が気になりますが、それはまた後ほど…
その頃、ケンシロウとハンは互いに上半身裸のままアツいバトルを継続しておりました。
ハン
「でやぁーーー!
ネオタイガーショット!!」


荒波を相手に体得した必殺シュートが火を噴くぜ!

元ネタはキャプ翼でございます。
飛んで来た岩片をガードで打ち砕くケンシロウ。

ペナルティエリア外からのシュートは決めさせませんよ!
間髪入れず追い討ちをかけるハン。

グ○コのポーズ!!のまま天空高く舞い上がり…
そのままハイジャンプ魔球でケンシロウを強襲!
対するケンシロウは百烈拳で応戦します。

なんか冷静になって見てみると、結構シュールな光景ですね、コレ。
ハイジャンプ魔球を破られてしまったハン。
とりあえず気を取り直して次は「分身魔球」を繰り出してみた!

こっちの元ネタは侍Gです。
キャプ翼と侍G、どちらも名作なので興味ある方はチェキラッ!
分身した魔球がケンシロウに迫ります。

ちなみに、本体はどこかと言うと…
ケンシロウ
「……」


ケンシロウ!
うしろ!うしろーっ!!
ケンシロウ
「ハッ!?」


ハンの気配に気づいたケンシロウはそのまま肘打ちで迎撃しようとしますが…。

だがかわされてしまった!
あーーーーーっと!
そのまま腰を取り、投げっぱなしのエベレストジャーマンだ!!

これなんてプロレス
エベレストジャーマンの威力は凄まじく、地割れが起きてしまう程です。

組んで良し!投げて良し!の北斗琉拳は本当に手強いですね。
※おまけ

エベレストジャーマンの威力をお茶の間のチビッ子に理解してもらうために、体を張って地割れに飲み込まれていくハンの部下の方々の図です。
そのエキストラ魂にもうワタクシ涙が止まりません。
立ち位置が悪かったのか、思いっきり地割れに巻き込まれる不幸少女リン。
ですが、寸前でシャチにレスキューされました。

リン、レギュラーキャラで良かったね!
二人の膝がカクカク笑ってます。

流石に三週も戦ってたらヘロヘロになりますよね。
ハン
「強い…だが断じて貴様はラオウではない!
貴様の名は?」
ケンシロウ
「俺はケンシロウ」


戦闘開始三話目にしてようやく自己紹介が出来ました。

ケンシロウ
「ラオウは俺が倒した!」


ついでに俺TUEEE自慢までしちゃいましたYO!
千葉ちゃんボロ
「奴はラオウではないのか…」


目が点になる千葉ちゃんボロ。
勘違いであれP●Nジュースを流してしまったワケですからね。
国宝級の大失態をおかした以上、これはもう責任をとってジャパニーズハラキリするしかありません、南無阿弥陀仏!
シャチ
「フッ、もう遅い。
既にラオウ来襲を知らせるP●Nジュースは流れた。
全ては俺の野望通り動きだす」


シャチの語る野望ですが、恐らく行き当たりばったりの出たとこ勝負な代物だと思われます。
ハン
「そうか、お前が北斗神拳正統伝承者ケンシロウか。
ならばこそ、この俺も闘い甲斐があるというものだ!」


目を発光させケンシロウを威嚇します。
ケンシロウも負けずにウルトラアイでスパーク!

ちなみに目が発光すると見た目が怖くなりますが、それ自体に攻撃力はないので、つまりは単なるこけおどしって事なんですよ。
二人の念動力でなんと岩が浮いてしまったのです!

どうやら次のラウンドは超能力大戦が繰り広げられる模様です。
ケンシロウ
「フンッ!」


気合を入れて岩発射!
同じくハンも岩発射!

なぜ気合を入れると岩が浮くのか?
なぜ上半身のけぞると岩が飛ぶのか?

謎が謎を呼んだまま、特に理由は解明されずに物語は進むよどこまでも。
岩激突!
この時点では両者互角っぽいですが…
おまけのケンシロウパンチを繰り出してみました。
ハン
「うおっ!?」


超能力に夢中だったハンは、予期せぬおまけに焦りまくりんぐ!
ハン
「アッーーーーーー!」


おまけのパンチを食らったハンは思わず白目に。
ナイスミドルキャラであるハンのよもやの醜態!
これはもはや放送事故と言っても過言ではありません。
が、すぐにナイスミドルモードに復帰するハン様。
↑のイメージは黒歴史です。
無かった事にして下さい。

ハン
「フッ、強くなったものよ。
あの時ラオウに抱かれて、この国より船で出た乳飲み子が」
ケンシロウ
「ムッ、それはどういう事だ?」


ハン
「お前は北斗琉拳継承者ジュウケイによって、この国から送り出された三人の子の一人だ」


ケンシロウ
「なにっ!」
ここから先はジュウケイ先生が教えてくれるみたいです。

ジュウケイ
「昔々あるところに…」
ジュウケイ
「時代は滅亡への道をまっしぐらに突き進んでいた」
ジュウケイ
「この国は強力な軍事国家に侵略され、もはや滅亡寸前だった」
ジュウケイ
「そして、いつの日か文明は滅び、全ては無から始まるであろうと知った時、ワシはこの国より三人の男の子を送り出した」
ジュウケイ
「ラオウ、トキ」


※これはジュウケイ先生の脳内回想シーンです。
ジュウケイ先生はかなりお年を召されているので、トキの髪が黒だったか茶色だったか白だったのか、その辺の記憶がかなり適当になっていますのでそこんとこ世露死苦!

と、根拠のないフォローを一応入れておきますね。
ジュウケイ
「そしてケンシロウ!」


ジャギはきっと海の向こう側で皆が来るのを待っているんですよ、多分。

と、根拠のないフォローを一応入れておきますね。
ジュウケイ
「頼むぞ、ラオウ!トキ!
あの海の向こうで北斗神拳の継承者リュウケンが待っている。
お前達は北斗神拳を修行し、継承するのだ」
ジュウケイ
「全てが無から始まる時、時代を握るのは拳の力。
いつの日か…この故郷へ還れ。
ラオウ、トキ、ケンシロウ!」
ジュウケイ
「ワシは三人をリュウケンの元へ送った。
だが、それでも不安は消えなかった
暴力で荒れる世紀末を制する拳を!
その思いのあまり、ワシは時を同じくしてこの地の三人の男子に禁じられた北斗琉拳を教えた」
ジュウケイ
「だが、それが誤りだった。
北斗琉拳は限りなく危険な拳。
三人はその魔力に己を失い、羅将となってこの地の支配者となった。
即ち、第三羅将ハン!
第二の羅将ヒョウ!
そして第一の羅将カイオウ!」


悪そうな人達の目が発光するのはもはやお約束ですよ。
ジュウケイ
「だが、それも終わる。
ラオウが伝説の救世主となり、全てを解決してくれよう」


タオ
「でもこの国に来たのはラオウじゃないッスよ」


ジュウケイ
「うそーん!」
レイア
「確か…ケンシロウと」
ジュウケイ
「そりゃイカン!」


レイア
「何故ですか?」


ジュウケイ
「そのワケはCMの後じゃ!」
ケンシロウ
「ぬぁあああああ!」


効果音
「しゃきーーーん!」




第129話 後半 (B part)

ケンシロウ
「俺がこの国から…」


とんでもない新事実にパンチしたまま固まるケンシロウ。

ハン
「フッフッフ、ここがお前の故郷よ」
ハン
「油断大敵ィ!!」


その隙を見逃すハンではありません。
強烈なガチョーンを繰り出そうとしてるシーンですが、気合が入りすぎたのか妙ちくりんな目になってしまってますね。
これも放送事故ってことで。
ガチョーン食らったケンシロウは景気良くフッ飛ばされました。
そして大激突!

粉々になる龍の頭がその衝撃を物語っております。
派手すぎるバトルのせいで、カッコ良かった龍のオブジェが台無しになってしまいました。

観光名所がまた一つ消えたぞなもし。
ハンの部下(エキストラ)
「やったぞ!
やはりハン様はつおぃ!」


何だかんだで部下達の信頼厚いですよね、ハン様。
ハン
「ムフフ、見たか!無敵不敗の北斗琉拳を。
戦いの勝者こそ全て!
これが修羅の国の非情の掟よ!
ハハハハハーーーーッ!!」


大笑いするハン様。
その素敵過ぎる笑顔に思わず惚れてしまいそうです。
ハン
「ぬおっ!?」


大変です!
大笑い中のハン様が地割れに巻き込まれてしまいました!
ナイスキャッチ!
ハン
「俺の足をガッチリ鷲掴みにするお前は!
お前は一体何者だー!?」
地割れを引き起こした犯人はケンちゃんでした。

まさに人災!
そしてそのまま固い地面に叩きつけます。

こいつぁー悶絶ものですよ。
シャチ
「凄まじい…これが北斗の流派をかけた闘いか」


どうでもいいですが、リンの顔がキリッとし過ぎでいい感じですね。
再び気合を入れる両者。
超能力大戦第二ラウンドが始まるっぽいですな。

守れ友を!
倒せ敵を!
第二次スーパー超能力大戦だ!
脅威のさいこぱわーによって、無数の岩が二人の周囲を回転し始めました。

それにしても、今回はその数が半端じゃありませんね。
大盤振る舞いとはこの事か。
空中で激突し、岩が砕け散っていきます。

サイキックバトルは互角の展開を見せている様に思われましたが…
ケンシロウ
「うぐっ!?」


突然、両脚に違和感を感じるケンシロウ。
一体何が起こったのでしょうか?
ハン
「どうやら足が麻痺してきたようだな。
貴様とは実戦の鍛え方が違うわ!
戦いながら徐々に足の自由を奪っていったのよ」
ハン
「フフッ、俺の拳が貴様の経絡破孔、即ち北斗神拳で言う経絡秘孔を突く!
次は寸分違わず貴様の心臓を突き破ってくれるわ!」


正直、破孔でも秘孔でもどっちでも良い様な気がしますが、とりあえずトドメの一撃を放ってみた!
ハン
「北斗琉拳!
斬風燕破!!(ざんぷうえんぱ) 」

まぁ一言で表すとただの指突です。
自信満々に繰り出した奥義ですが、心臓から大分離れた位置に着弾するという残念な結果に終わってしまいました。
ハン
「なぜ!?
俺の突きが経絡破孔を逸れたのだ!?」
ハンがうろたえてるその隙に、ちゃっかり足を治療するケンシロウ。
これによってハンの努力は一瞬にして水の泡に…。

主人公特権だと思いますが、本当にリカバリー早すぎですよねー。
回復したケンシロウはそのままハンに歩み寄ります。

無言の圧力と言うのでしょうか。
これは怖いですな!
ハン様、脂汗出まくりで人生終焉の予感がします。
ケンシロウ
「貴様が俺の足を封じたように、俺は貴様の目の神経を封じていたのだ」


突きが外れた理由が判明しました。
どうやら実戦の鍛え方が違いすぎたみたいですね、ハン様。
ハン
「そんな事、俺には通じぬー!」


アッパー放ってみましたが全くあたりません。
明らかに通用してますよ、ハン様。
ケンシロウ
「終わりだハン。
修羅の国を蝕む非情の掟!
自らの体で受け止めよ!!」
ハン
「ぬおあぁぁ!!」


最期の悪あがきと言ってはなんですが、とりあえず愉快なポーズで飛び掛ってみました。
後は好きに料理してください。
ケンシロウ
「あたたたたたたたた!」


腰が引けてるハンになさけむようの百裂拳をお見舞いだ!
ケンシロウ
「うわっちゃーー!!」


かっこいいエフェクトを伴いながら、とどめの一撃で締めます。
これにて勝負あり。

戦闘後の会話タイムをお楽しみ下さい。
ハン
「俺の完敗だ…。
さすがラオウを倒した男。
だがお前ではヒョウを倒せぬ…」


ケンシロウ
「ヒョウとは何者だ?」
ハン
「修羅の国、第二の羅将。
ラオウでなければ倒せぬ。
例えお前がラオウより強くてもな…」
ハン
「これより先、お前には地獄より辛い道が続く…。
帰れ、帰らねば貴様はその宿命に身も心も砕けちろう!」
地面が崩れ、自由落下を開始するハン。

構図を見るにケンシロウが床を破壊したかにもみえますが、仮にも主人公なのでそんな非道な事をする筈がない!…と思いたい所です。
ハン
「帰れ!帰れケンシロウ!!」


落下しながら帰れコールを連発するハン。
言われた側は結構傷ついてしまうものです。
嫌がらせとしては地味に効果的ですよ、コレ。
そして最期は悪役らしく派手に爆発してTHE END!

ハン様、お疲れ様でした。
ジュウケイ
「この国へ来たのはラオウではなくケンシロウだと言うのか!?」


レイア
「ハイ」


ジュウケイ
「イカン!
ラオウでなければこの国は救われぬ」
レイア
「何故ですか?」


ジュウケイ
「その理由はまた次の機会じゃ!」


タオ
「エー、また引き伸ばすんですかぁ?」
ケンシロウ
「なんだ、この血の滾りは?
ラオウと戦ったあの時の様に、この国に血の宿命を感じる。
何故だ!?」
リン
「ケン!」


ま、謎はさておいて…。
感動の再会を果たすケンシロウとリン。

そしてもう一人…。
ケンシロウ
(ギロリ…)
シャチ
「うっ…」


バツの悪そうな顔するシャチ。
まるで0点の答案をママに見つかっちゃったの○太君みたいな反応です。
そんなワケで、場所移動して海岸までやってきたのだ!
ケンシロウ
「シャチ、あの船にお前の親父が待っている。
帰れ、赤鯱の元へ」


狼煙を炊くケンシロウ。
しかし、こんなに目立った事したらパパが気づくより先に修羅に襲われるんじゃないだろうかと要らぬ心配をしてしまう私は器が小さいのでしょうか?
ケンシロウ
「リン、お前も帰るのだ。
バットや姉さんが待っている」
リン
「ケンは?」


ケンシロウ
「俺は行かねばならぬ。
帰れ、帰って愛する男のために子を産み、育てるのだ」
シャチ
「フッ、俺は帰らないぜ。
俺は親父を捨てた!
既に修羅の地獄は揺れ始めた。
俺はこの国で野望とともに生きる!
リン、お前はどうする?」
リン
「ルイ…バット…」
リン
「ケン、私はこの国に残ります。
一生に一度の我侭かもしれない…。
でも、例え許されなくても私はケンについていく!」


アナタ、今までも結構な我侭やってきて周囲を混乱の渦に巻き込んできたじゃないですか…。

自覚の無いリンに脱力したところで次週に続く。




次回予告 (Next)


修羅の国にラオウ復活。
赤き水が新たなる試練をもたらす。
二つの北斗が雌雄を決す。

次回『北斗の拳2』
inserted by FC2 system