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この世を支配する天帝軍の暴虐に立ち上がったケンシロウ・リン・バット。
元斗の将軍達が動き出した。
北斗ゆかりの者が次々と血に染まる。
天帝の勅命が下った。
『北斗を抹殺せよ』!
ケンシロウ対元斗皇拳、新たな戦いが始まった。
世紀末救世主伝説 北斗の拳2 |
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第115話 (Chapter115)
天帝怒る! ファルコ、
北斗を地上より根絶やしにせよ!! |
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放映日 1987/04/23 |
演出 松浦錠平 |
脚本 戸田博史 |
作画監督 羽山淳一 |
美術 明石貞一 |
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第115話 前半 (A part)
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開始早々光の速さで陥落するエリアが一つ・・・。 |
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エリア隊長(Mr.モミアゲ)
「ヒーコラ、ヒーコラ、バヒンバヒン!」
隊長、エリアを捨てて一目散に逃走中でござる〜。 |
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エリア隊長(Mr.モミアゲ)
「えぇぃ、逃げるが勝ちよ! 勢いに乗ったバットの反乱軍は止められん。天帝のエリアなどどうにでもなりやがれだ!」
結構投げやりな隊長であった。 |
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そんな隊長の目の前に怪しくテカり輝く金色の光が出現。
よく見ると人型ですが、一体何者でしょうか。 |
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エリア隊長
「うぉ!まぶしっ!!」
部下A
「まさか・・・あの怪しくテカり輝く黄金の光は!」
エリア隊長
「何!知っているのか部下A!?」 |
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部下A
「88人いる聖闘士の頂点に立つ存在と言われている黄金聖闘士!!」
黄金聖闘士
「・・・・・・・・・。」
エリア隊長
「いぁ!違うだろ!! てか相手もちょっと怒ってるっぽいぞ!」
黄金の人型
「・・・エリアを捨てて何処へ行く?」 |
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エリア隊長
「あ、貴方は!帝都の若き猛将軍、こ・・・金色の狼ファルコ様!?」
ファルコ
「エリアの隊長が何処へ行くかと聞いている!」
エリア隊長
「うぐっ!そ・・・そのぉ・・・・」
ファルコ
「天帝はお怒りだ」 |
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エリア隊長
「ちきしょ〜!こうなったらやぶれかぶれだー!!」
ファルコに問い詰められた隊長は逆ギレし、面白いポーズでファルコに襲いかかるのであった。 |
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でも返り討ち!
ファルコ(田中秀行)
「元斗ニングボルト〜〜〜〜!!」
エリア隊長
「ぐはぁ〜〜〜〜〜!?」
黄金の光速拳で一蹴される隊長、いとあはれ。 |
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あ、返り血付いちゃった。
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ファルコ
「・・・・・・(ふきふき)」
返り血をハンケチーフで拭き取るファルコ。
ハムケチとティッシュ常備は男の身だしなみです。
良い子の皆は出かけるときは忘れずに! |
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リハク
「天帝が!天帝が動いたと言うのか!?」
画面が切り替わるなりいきなり顔面怒アップで大叫し、視聴者の皆をビックリさせるリハク老。 |
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北斗軍団員
「はっ、北斗を抹殺すると・・・」
リハク
「ならば・・・恐るべきは元斗皇拳! 北斗神拳も元斗皇拳も、本来は天帝を守る拳法。北斗神拳は内部からの破壊を、元斗皇拳は滅殺を真髄とする」
リハク老の『なぜなに拳法講座』の時間がはじまったようです。 |
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リハク
「即ち、闘気を刃とし敵の細胞を瞬時に滅殺する。元斗皇拳を極めし者達は光る手を持ち、かつては北斗神拳をも凌ぐと言われた・・・」
確かにイメージ像の全身金箔丸坊主筋肉兄貴はインパクト充分で、北斗神拳をもある意味凌いでますね。
リハク
「北斗はまた恐るべき敵を迎えた・・・!」 |
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その頃ケンシロウはマミヤ達に別れを告げ、リン&バットの元へ帰還しようとしていた。 |
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ケンシロウ
「既に元斗の将軍達が動いたのであれば、バットとリンの北斗の軍にも・・・」
黒王ハイパーブーストでリン&バットの元へ急ぐケンシロウ。 |
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そんなケンシロウを今日もストーキングする男アイン。
何でもいいけど、この車のシートって寝心地よさそうですね。
私も一つ欲しいです。
あ、サ○ットみてぇな運転手はイラネw。 |
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アイン
「へへっ、ケンシロウめ。絶対お前の首を獲ってやるからな!」
今日も不気味な独り言が絶好調のアインであった。 |
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その頃、リン&バットは元斗皇拳が動き出した事も知らずに行進を続けていた。 |
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何気に車に乗せての輸送に変更されたハズ&ギル兄弟。
先週の市中引き回しみたいな運び方を見たPTAからクレームでも来たのでしょうか?
とにもかくにも待遇が少しだけ上がったので良かったヨカッタ! |
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行進を続ける北斗軍の前に、ファルコ率いる天帝軍が出現しましたYO。 |
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バット
「あの中央の男は・・・88人いる聖闘士の頂点に立つ存在と言われている黄・・・」
リン
「いえ、バット。全く関係ないわ」
バット
「・・・・・・。」
北斗軍団員
「バット、今の勢いなら勝てるぜ!」
バット
「・・・よし、油断するな!」 |
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バット
「突撃ィ〜〜〜〜〜!!」
鵯越を敢行する北斗軍団。
意表をつかれた天帝軍は総崩れしたかに見えましたが・・・。 |
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ファルコ
「フッ、北斗か」
ファルコは黄金のコスモを燃焼させて北斗軍を迎撃開始!
こりゃヤバイ気がします。 |
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ファルコ(田中秀行)
「元斗ニングプラズマ〜〜〜〜!!」
黄金の光速拳で北斗軍を千切っては投げる元斗の猛将軍ファルコ。 |
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北斗軍は為す術もなく、ビグザムのビームに貫かれたボール&GMの様なやられ方で蒸発していくのであった。 |
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ファルコ
「北斗滅ぶべし!」
北斗軍破滅へのカウントダウンが始まってしまいました。 |
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ケンシロウ
「早まるな、バット!リン!」 |
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帰路を急ぐケンシロウ。
だが、その前に新たなる元斗の将軍が立ちはだかった。
赤甲冑将軍
「ケンシロウだな。天帝より勅命が下った。北斗はこの世から消滅する!」 |
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赤甲冑将軍
「ケンシロウ覚悟ッ!
元斗赤光裂斬
(せっこうれつざん)!!」
赤色甲冑仮面が謎の元斗赤色ビームでケンシロウをダイレクトアタック! |
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地面に直撃する元斗赤色ビーム。
何気に大爆発を起こしててすげぇ威力です。 |
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ケンシロウも北斗ヤクザキックで反撃に転じます。 |
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だが赤色甲冑仮面は原理不明の分身殺法、元斗ゴッドシャドーでヤクザキックの回避に成功。
なんか最近ビームやら分身やら人間の限界を超えた戦闘シーンが過多見受けられますが、これはれっきとした拳法アニメ「北斗の拳」なのでそこんトコ世露死苦! |
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そろそろ動きを見切ってきたのか、ケンシロウが余裕で回避するようになってきました。
元斗殺人赤色フックも虚しく宙を切ってます。 |
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ケンシロウ
(この男には・・・殺気が感じられん!)
赤色甲冑仮面の攻撃に手心が加えられていると感じるケンシロウ。
ケンシロウ
(・・・なぜだ!?) |
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ケンシロウ
「北斗スネ蹴り!」
赤色甲冑仮面
「いてぇ〜〜〜〜!!」
違和感を感じるケンシロウでしたが、そろそろCMの時間が近づいてきてるので、戦闘を終了させる事にしますよ。 |
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スネ蹴りで赤色甲冑仮面を戦闘不能状態にしたケンシロウは、北斗寸止めマスク狩りパンチで仮面の中身を拝見する事にしました。 |
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ケンシロウ
「お・・・お前は!?」
赤色髭ダンディ
「久しぶりだなケンシロウ」 |
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どうやら二人は顔見知りだったようです。
どんな関係だったかはCMが明けてから明らかになる予定。
てか、なんだこの構図・・・。 |
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ケンシロウ
「ぬぁあああああ!」
効果音
「しゃきーーーん!」 |
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第115話 後半 (B part) |
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むかしむかし、ある所に一組のカップルがおりました。
ケンシロウ
(何年か前・・・ラオウとの激烈な闘いの後、俺とユリアは旅に出た。) |
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ケンシロウ
「大丈夫か、ユリア?」 |
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ユリア
「・・・・・・・・・えぇ・・・」
何気に思いっきり虫の息で、全然大丈夫には見えませんが本人がそう言ってるんだからそうなんでしょう。
本人の意思は尊重しなければなりません。 |
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そんな二人の向かう先に、野党に襲われている村が出現しましたYO。 |
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村人A&B
「蹂躙されてマーーース!」 |
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野党
「うぉりゃーぃ!
ありったけの食料を運びだせーぃ!
抵抗する奴ぁブチ殺せぇーー!!」
どうやらコイツが野党のボスのようですね。 |
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ザッザッ・・・。
ケンシロウ
「やめろ」 |
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野党ボス
「なぁああんだとぉおお! おぅ!ゴラァ! なんだてめぇは!?」
ハンマーをケンシロウに突きつけ威嚇する野党ボス。
威勢はよかったのですが・・・。 |
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自分の手を支点にし、見事ハンマーをリターンされ顔面直撃KOされる野党ボス。
漫画みたいな展開ですが、これはれっきとした拳法アニメ「北斗の拳」なので何も問題はありません。 |
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ボスを倒した後は残りのザコを適当に処理します。
壁になすりつけて顔面ウォッシュしてあげたり・・・。 |
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頭に指を突き刺して「犯人はおまえだー!」したりしながらハイスピーディ(^ω^)に野党を全滅させるのです。
この辺の手際のよさは流石ですね、まさに熟練の技です。 |
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おぉ、夢に出そうな位ものゴッツ怖い顔した髭のおじさんがバイクかっ飛ばして帰ってきましたョ。 |
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だが既に野党は処理され、村に平和が戻っていたのだった。
ものゴッツ怖い顔した髭のおじさん
「こ・・・これは!?」 |
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村人C
「ショウキ様、あのお方が盗賊どもを一人で・・・」
ショウキ
「何っ?」 |
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ショウキ
「俺はこの村の長ショウキ。
礼を言わせてくれ」
ケンシロウ
「いや、ただ通りすがっただけだ」 |
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ショウキ
「旅の者か?」
ケンシロウ
「二人で暮らせる場所を探している」 |
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ユリア
「うぐっ!? ごほっごほっ!!」
ショウキ
「病んでいるのか?」 |
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ショウキ
「恩義には恩義で応えねばなるまい。ここには緑もある、水もある。遠慮はいらん、ここで自由に暮らすがいい」
ケンシロウ
「・・・・・・」
ショウキ
「俺には敵が多い。この村は身を隠さねばならぬ時に使っている場所だ」 |
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ケンシロウ
「お前は・・・名を聞かぬのか?」 |
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ショウキ
「聞かぬ方がいいだろう。
聞けば戦う事になるかもしれん。
女の命は長くないと見た。見過ごす事はできん」 |
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ショウキ
「俺はまたすぐに行かねばならん。さらばだ」
バイクに乗って旅立とうとするショウキ。
ショウキ
「・・・ユリアとやら、ここでその男に存分に甘えるがいい。フッ久しぶりに心が温かくなったわ」
ユリア
「ショウキさん・・・」 |
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ケンシロウ
(あの村で、ユリアは死んだ。・・・だが、あの地がなければ、ユリアに最後の安らぎはなかった・・・)
以上、回想終わり。 |
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ケンシロウ
「あのショウキが元斗の将軍だったとは・・・殺気がなかったのはそれ故か」 |
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ショウキ
「フッフッフッ・・・ハァーッハッハッハッ!」
自らの敗北を認め高らかに大笑いを始めるショウキ。
今回は管理人好みのヒゲキャラが登場しているので、使用している画像の数も半端なく多くなっております。
ご容赦ください。 |
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ショウキ
「道を開けよ!ケンシロウを通せーぃ!!」
帝都兵
「な・・・!? なんと!」
ショウキ
「赤光将軍ショウキの命令が、聞こえんのかーーーっ!!!!」
帝都兵
「・・・っ! 了解ッス!!」 |
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ショウキ
「俺はお前との恩義を取る!
行け、ケンシロウ!!」 |
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ケンシロウ
「すまぬ、ショウキ!」
ショウキの心意気でこの場を突破したケンシロウはリン&バットの元へと急ぐのであった。 |
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一部始終を見物していた男が一人。
アイン
「へっ、次から次へと邪魔者が出てくるぜっ。早いトコ片付けて賞金を貰わなきゃ、俺のカワイイ女に怒られちまうぜ!」
相変わらず独り言が多いですが、遠くで語っているだけではケンシロウの首は獲れませんョ? |
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その頃、バット率いる北斗軍は全滅寸前まで追い詰められていた。
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バット
「無念だ・・・! ここに進退窮まったか!?」 |
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ファルコ
「北斗軍を名乗る反乱軍、貴様らは敗退したのだ。これ以上の殺戮を私は好まん。貴様ら兵士はいずれ天帝の子として歴史を語り継ぐ。・・・だが、リーダーだけは許さん。北斗南斗を名乗る者は、その子孫まで血を絶つ。天帝に仕える身でありながら、刃を向けた罪は重い! リーダーは前へ出よ!!」 |
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バット
「・・・・・・ッ!」
リン
「・・・バット!?」 |
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バット
「俺一人の命で皆が助かるなら、本望だぜ!」
リン
「バット・・・」 |
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ファルコ
「お前が、リーダーか?」
バット
「そうだ!」 |
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ハズ
「グヘへへへ! こりゃ見物だぜ!」
ギル
「あの若いの、一巻の終わりだ。アヒャヒャ!」 |
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バット
「ヘヘッ、確かに俺がリーダーだ。・・・だがな!ただで殺られるワケにゃいかねーぜっ!!」 |
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シャキーん!!
麺棒の様にも見えますが、実は違います。
ダーツを投げてファルコに一矢報いようとしてるんですね。
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バット
「てめぇの命を一緒に連れてってやるぅー!」
ダーツを投げるバット。
果たしてインナーブルに直撃させる事が出来るのでしょうか? |
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ダーツは寸分たがわずファルコの星命点へ飛んで行きます。
大金星ゲットなるか!? |
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だが見事にナイスキャッチ。
世の中の88%は理不尽で出来ています。 |
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ファルコ
「フフフフフッ! 所詮北斗は夜に光る星!
我が元斗皇拳の敵ではない!!」
何の説明もなく、いきなり原因不明の巨大化を果たしながらバットに迫るファルコ。
こいつぁーヤバイぜ!! |
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必殺の元斗ネックハンギングツリーで締め上げられるバット
ファルコ
「死ぬがいい!」 |
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バット
(リン!みんな!・・・さらばっ!!) |
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ファルコ
「違う・・・俺の目は節穴ではない。貴様の目は己が命より大事な者に殉ずる目。真のリーダーは他にいよう!」
バット
「はうっ!?」 |
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ファルコスキャンアーイ発動!! |
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捕捉しまふた!! |
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ファルコ
(ま、まさかっ!? 神の悪戯か!運命の皮肉か!)
リンをスキャンアーイで捕捉した瞬間、過去の出来事を脳内でフラッシュバックさせるファルコ。
何か赤ん坊を抱いているようですが・・・? |
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ファルコ
「そうか、お前がリーダーか」
リン
「覚悟は出来ています。みんな、下がって!」 |
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ケンシロウ
「バット!・・・リンッ!」
急げケンシロウ! |
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ハズ
「ここからだせぇーーー!」
ギル
「おぉーい!聞こえねーのかよぉ!」
自分達の出番を必死にアピールするロードウォーリアーズ。 |
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ファルコ
「女子供とて、情けはかけぬ。
はぁああああ!」
果たしてリンの運命は!?
次週に続く。 |
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次回予告 (Next)
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北斗の軍に立ちはだかる金色の将軍ファルコ。
運命の皮肉か、リンの瞳に己が定めを見た。
次回『北斗の拳』、
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