かつて男たちは闘い、この世に一時の平安を残し、天に地に散っていった・・・。
やがて男たちの戦いの歴史は砂の中に埋もれ、伝説が残った。

世紀末救世主伝説 北斗の拳2




第114話 (Chapter114)
また一つ暗殺拳!
その名は元斗皇拳!!

放映日  1987/04/09
演出  又野弘道
脚本  戸田博史
作画監督  須田正己
美術  中山恭子




第114話 前半 (A part)


帝都の地下で労基法をまったく無視した殺人労働を強いられる囚人の皆様。

私も開拓地送りにされてこのような感じで半永久的に働かされるのは嫌なので、人生ゲームでは最後の博打は絶対やらないようにしています。
スピーカー
「ガガガg・・・」


お、何やら店内放送が流れるみたいですよ。
帝都兵
「お、DJジャコウ様のニ○ニコラジオの時間だな! 有難く聞くのだ〜! 拝聴〜〜!拝聴〜〜〜!!」


ジャコウ様の有難い演説が始まるようです。
ジャコウ
「くらぁ〜〜い。くらぁああ〜〜〜い! 天帝様は光を求めておられる。我は全権を預かる総督ジャコウ。お前たちはこの中央帝都を光で包むために働くのだ!」
帝都兵
「聞いたか〜〜! お前らは一生を天帝様の為に奉げるのだ〜!」


にやけるとソレに合わせて吊上がるダンディな髭がチャームポイントな帝都兵であった。
その頃、ジャコウの元に新たな報告が入っていた。

ジャコウ
「何ィ!ゲイラのエリアも壊滅したと!?」


帝都兵
「はっ!既に西のエリアはほとんど北斗の軍の手に」


ジャコウ
「北斗め・・・ケンシロウか! にっくきはケンシロウ。あやつこそ天帝の光を覆う暗黒の闇だ」
ジャコウ
「あやつを・・・北斗のケンシロウを何とかしなくては・・・」


頭フル回転でケンシロウを倒す必殺作戦を考えるジャコウ様。

ジャコウ
「ん・・・? フッフッフ。そうか、ケンシロウをおびき出して殺せばいいのだ。さて、その手段だが・・・」


ジャコウ様、なんか閃いたみたいです。
さて、シーンも変わりなんだか懐かしい村がでてきましたYO。
マミヤ
「レイ・・・貴方がいなくなってから多くの時が過ぎていきました。苦しい時代が終わりを告げ、光が蘇ったかに見えました。」
マミヤ
「でもレイ!再び世界が闇に覆われようとしているの。この村も何時戦いの炎に巻き込まれるかわからない・・・。レイ・・・私達を守ってください」


マミヤは苦しい時のレイ(霊)頼みをするのであった。
アイリ
「マミヤさん、噂を聞いたの」


相変わらず自己主張の激しいピンクで現れる、みんなの妹アイリ。

マミヤ
「なぁに?アイリ、噂って?」
アイリ
「ウフフ、ケンが来るわ。それだけじゃなくて、リンとバットも北斗の軍のリーダーとして戦ってるんですって」


マミヤ
「リンとバットが・・・あの子達も戦っている・・・。レイ、貴方の心はあの子達にも受け継がれているのね!」


アイリ
「この近くまで来てるんだって。ねぇ、マミヤさん。長老にも教えに行きましょう」
カンカンカン・・・。

トキ、ラオウ、レイ。
壁に北斗南斗の男達のレリーフが彫られています。
こりゃまた見事な出来ですな!
彫っていたのはなんと長老!
こんなルネサンスな才能がいきなり北斗2で判明されたとは驚きです。
水浴び場の彫刻とかも実は長老が彫ってたのではないか説にとりあえず300ぺリカBET。
そんな長老の背後に迫る、怪しい影。
ちょいアダルトな紫オーラを纏うこの男は何者なのでしょうか?

パープルマン
「天帝がお怒りだ! 北斗南斗は今よりこの世から消滅する!」
いきなり長老の魂の一品をコレ以上ないくらい派手ブッ壊してしまった紫男。

長老
「あ・・・アンタ!なんばしよっとか〜〜!?」

長老もブチ切れです。
パープルマン
「お前がこの村の長老か?」


長老
「え? あ、ハィ!」


パープルマン
「ではお前からだ、死ねい!」
マミヤ達が洞窟まで来た時、怪しい紫の光と共に長老の「アッーーーーーーーーーーーーー!?」
と言う悲鳴が聞こえてきました。
一体中で何が!?
マミヤ
「長老〜〜!」


中に入ると既に長老は昇天していました。

パープルマン
「フフフ・・・今日より北斗南斗の歴史を後世に語り継いではならん。北斗南斗を口にする者は容赦せん!」


マミヤ
「なぜ!? どうしてなの!」
パープルマン
「天空に輝くは我が母星、覇極星のみ! 北斗七星は天帝の戦車と言われ、天帝の一戦士にすぎん。その北斗が反旗を翻すとは、重罪に値する! 北斗抹殺は天帝の命令なのだ!!」


マミヤ
「・・・そんな!」


パープルマン
「これよりは天帝の時代、
我が元斗皇拳の時代だー!」


なんだ、この人ニュージェネレーションだったのか。
その頃、ケンシロウ一行はマミヤの村のすぐ隣まで来ていた。

リン
「ねぇバット!アレはマミヤさんの村でしょ?」


馴染みの村を見てノスタルジックな気持ちに浸るリンであった。
バット
「あぁ、煙も出てるしマミヤさんの村に間違いないな。
・・・・・・って煙!?」


どうやらただ事ではなさそうな雰囲気ですよ。
リン
「バット、いきましょう!」


バット
「いや・・・、そろそろエリア内の同志が行動を起こす。
我々が行かねば彼らが皆殺しになる!」


リーダーとしての立場に苦しむバット。
一体どうすれば。
ケンシロウ
「俺がいこう」


バット
「ケン!ケンが行ってくれれば安心だぜ!」


そうですね、こういう時はケンシロウに全て丸投げするのが一番です。
頼りになる兄貴がいるってのは羨ましいですねぇ・・・。
そんなやりとりを遠くから眺めていた男が一人。
そう、先週からケンシロウをストーキングし始めた彼です。

アイン
「お節介の好きな野郎だぜ! 
まぁ、お手並み拝見といこうじゃないの」


彼、今回は遠くから観戦するみたいです。
そして戦闘状態のマミヤの村では・・・

アイリ
「マミヤさん、早く逃げましょう! 
もう村を出て逃げるしか・・・」


戦略的撤退をプッシュするみんなの妹アイリ。
ですがマミヤはこの村を捨てる事はできません。

マミヤ
「だめアイリ。
ここはレイの眠る村、アタシの為に命を賭けてくれたレイが眠る村よ!
捨てる事はできないわ・・・」
アイリ
「マミヤさん! それは!!」


レイの墓石に隠していた殺人ヨーヨーと鶴嘴千本を取り出すマミヤ。

マミヤ
「もう二度と・・・二度と使わないと誓って、ここに封印したの・・・。
ごめんなさいレイ・・・私はまた・・・戦います!」
そんな二人の前に変な髭した鉄球男が現れました。

鉄球男
「うぇへへへ!一人も逃がしぁしねぇぜぇ!!」


マミヤぴーんち!
その頃・・・バット率いる北斗の軍は目的のエリアを落としていた。

北斗の軍団
「エリア、獲ったどーーーーーーーーーーー!!」
北斗軍団員
「バット、ちょっと来てくれ」


バット
「どうした?」


北斗軍団員
「地下の特別房にも囚人がいるそうだ」


バット
「特別房?そんなもの聞いてないぞ」


特別房には一体何がいるのでしょうか?
ケンシロウ
「ぬぁあああああ!」


効果音
「しゃきーーーん!」




第114話 後半 (B part)

鉄球男
「どぉしたぁ〜やってみろYO!」


CM明けるまでずっと鉄球振り回していた彼の努力に乾杯。
マミヤは相変わらずピンチのようです。
そんなピンチな場面にはやはりこの男でしょう。
回転する鉄球を受け止め、そのまま鉄球男に投げ返してKOしてしまいました。
マミヤ
「ケ・・・ケン!?」


突然の主人公出現にビックリするマミヤ。

なんか二人とも( ゚Д゚)な顔になっちゃってるのはご愛嬌です。
ケンシロウ
「何故この村を襲った・・・?」


天帝兵
「ウへへへ屁、当ててみなぁ!」


ケンシロウ
「・・・やはり、口で言ってもわからぬか」
ケンシロウ
「来い!」


謎の声
「まてぃ! お前たちでは無理だ」


謎の声がした方向を一斉に振り向く天帝兵の顔が面白すぎて、緊迫したシーンが台無しになってしまっていますね。
なんだ、この白目加減わ・・・?
パープルマン
「ケンシロウだな? やはり来たか」


マミヤ
「ケン、そいつが長老を!」


アイリ
「長老が殺されたの!」


ケンシロウ
「・・・どういうことだ?」
パープルマン
「お前に縁のこの村を襲えば、必ずお前が来ると思っていた」


ケンシロウ
「その為に村を・・・! それだけ・・・それだけの為にこの村を!!」


パープルマンのシンプルかつ非道な言い様に、ケンシロウの怒りゲージもMAX近くまで沸騰寸前です。
パープルマン
「俺は帝都の将軍、紫光のソリア! 
逆賊北斗は滅ぶべし!!」


ケンシロウ
「何!?」


ソリア
「貴様はここで我が元斗皇拳で死ぬ! 見せてやろう! 元斗皇拳の真髄!!」
ケンシロウ
「・・・・・・来い!」


スタートボタンで挑発ポーズが出せますが、その間は隙だらけなので使用には注意が必要です。
さぁ、ケンシロウVSソリアの第一ラウンドが始まりました。

ソリア
「どぉおおあああぁぁ!!」


まずはソリアがケンシロウに先制のダイレクトアタックを仕掛けてきました。
謎の八つ裂き光輪がケンシロウを襲います。
ケンシロウの胸を八つ裂き光輪が切り裂きました。
これぞ元斗皇拳奥義
「元斗流輪光斬
(りゅうりんこうざん)」!!

テロップまで紫色な所にスタッフの方の執念を感じさせる一品となっております。
ソリア
「ふはははっ! 我が必殺の流輪から逃れる事はできぬわっ!」


得意気に自分の技自慢をするソリアの図であった。
ソリア
「元斗皇拳とは、肉体の細胞を滅殺する拳法! 体内の闘気を刃とし、その切り口はある者は蒸気と消え去り、ある者は氷の如く凍てつく」


第一ラウンドを先制したソリアは、気をよくしたのか新登場した拳法「元斗皇拳」を、お茶の間の皆様にわかりやすく説明してくれるのでした。
先鋒としての仕事をキッチリこなしいる辺り、流石です。
場面は変わって、ここは北斗の軍が攻め落としたエリアの地下特別房・・・。
ある囚人が水滴責めの刑罰を受けているようです。
水滴
「・・・ピチョン!」

アニマル
「んぁー、これで千八百六十五万七百六十五回・・・」


落ちてくる水滴の数(しかも尋常じゃない数)をしっかり数えている辺り、かなりの大物である事を予感させます。
何者なんだ! このアニマルは!?

※改めてアニマル選手のご冥福をお祈り申し上げます(管理人)
ホーク
「いや兄貴、七百六十七回だ」

兄貴の数え間違いを即指摘する辺り、彼もかなりの大物である事を予感させます。
何者なんだ! このホークは!?
ホーク
「あぁ〜あ! こんな事になるならよ! すぐに死んじまう、ヤワな体に生まれたかったぜぇ」


アニマル
「ちげぇねぇ、ギル。何の因果か人並み外れた頑丈な体だ」


ギル
「普通の奴なら一日と持ちゃしねぇぜ」


アニマル
「精神もタフなんだよ、俺達ぁ」
ロードウォーリアーズの二人がそんな会話をしていた所に、軍団員に案内されバットがやって参りました。

バット
「なんだこりゃ!?」


コンクリ詰めにされた兄貴二人を見てビビるバット。

北斗軍団員
「こいつらは! 前科750犯の凶悪犯、ハズとギルのハーン兄弟!」
ハズ
「お前は! 俺達の賞金首のポスターと並んで貼ってあった奴じゃねぇか!」


ギル
「確か、北斗の軍のバット!よくここまで来れたな〜!」
北斗軍団員
「バット、どうする〜?」


バット
「ん〜、ほっとくのもナンだしな・・・・・・助けよう」


ロードウォーリアーズ『ハズ』が仲魔になった
ロードウォーリアーズ『ギル』が仲魔になった
こうやって仲間を増やしていくのはRPGの基本なのですよ。
ただコンクリぶっ壊すのは中々に面倒くさい作業ですので、 とりあえず車にダイレクトに繋いでそのまま引きずりつつのお持ち帰りとなりました。
公開辱めの類の輸送方法になっていますが、ロードウォーリアーズのお二人は精神もタフらしいので全然モーマンタイでしょう。
ハズ
「馬鹿やろう〜いつまでこのままにしとくんでぇ〜!!」


ギル
「おぃ!出せ馬鹿やろぉ〜〜!!」


必死に頭を振り回しつつ自由をアピールするロードウォーリアーズの二人。
なんだかその頭の動きがエロく見えるとか見えないとか・・・まぁその辺は気にしてはいけません。
場面は再びマミヤの村へ。
ケンシロウとソリアの第二ラウンドが始まりましたよ。

ソリア
「元斗こそ北斗を凌ぐ最強の拳! ケンシロウ、北斗は今ここに滅殺される!!」


第二ラウンド開始前から勝利宣言するソリアですが果たしてそう上手く事が運ぶのでしょうか?
ケンシロウ
「元斗皇拳ソリア、その名前は覚えておこう・・・。だが! 後の戯言は地獄の鬼に言え!!」


啖呵を切り返すケンシロウ。
どうやらソリアを強敵として認めた上で、ガチンコでボコボコにするつもりのようです。
ソリア
「その大言大いによし! はぁぁあ!元斗皇拳
『破の輪』(はのりん)!!」

腕をグルグル回転させて巨大な殺人フラフープを空想具現化するソリア。
この殺人フラフープでケンシロウを仕留める事が出来るのか!?
ケンシロウ
「北斗は滅せず!!」


原理は全くの謎ですが、ケンシロウの目が怪しく光ってお前を倒せと輝き叫びます。
ソリア
「はぁああああああ!!」


ケンシロウ
「アチョォォォオウ!!」


ソリアの殺人フラフープを怪鳥音で迎え撃つケンシロウ。
そしてそのままソリアの右腕を粉砕するケンシロウ。
殺人フラフープもケンシロウには通用しませんでした・・・無念。
んで、その光景を見てビビるマミヤ&アイリと、非常に個性的で面白い顔した帝都の兵士達。

あ・・・なんだ、アインもいましたね。
てかその距離から裸眼でよく見えるな。
双眼鏡くらいないと無理な気がするんですけどね・・・。
右手を潰されたソリアですが、まだ勝負を捨ててはいません。 元斗殺人左ストレートをケンシロウに叩き込む事ができるのか?

ソリア
「最後の一撃で滅せ〜〜〜い! 
ケンシロウ〜〜〜!!」
だがあえなくナイスキャッチ。
世の中の90%は結構無常に出来ています。
ソリアの腕を取ったケンシロウは、そのまま首の頚動脈に北斗的電気ショックを流します。
こうする事で相手の動きを封じ、その後の華麗なフィニッシュに持っていく事が可能となるのですよ。
ケンシロウ
「あ〜〜〜たたたたたたたたたたったたたたたたたたっ!!!!」


あとは感情の赴くままに相手の体にパンチの嵐を雨あられです。
ズシーーーン!!

派手にFATAL KOされるソリア。
第一ラウンドを取った所までは良かったのですが、やはり主役には勝てなかったようです。
ソリア
「さすがだ・・・ケンシロウ・・・。
だが・・・天帝は北斗を許さんぞ! 
元斗の・・・元斗の将軍達は既に立った!!」
ソリア
「我が元斗は必ず!必ずや北斗を抹殺する!!」


今後新たな元斗ファイターが出現する事をほのめかすソリア。
最後の最後まで先鋒としての役目を殉じたソリアの役者魂に黙祷!
最後は派手に砕け散るソリアですが・・・。

この爆発の仕方はちょいとオーバー過ぎないかい!?
明らかに火薬入っとるで、コレ。

爆発までインパクト十分な元斗皇拳・・・恐るべし。
アイン
「全く・・・大したタマだぜ。これでまたアイツの賞金が上がるナァ。ヘヘッ、俺のカワイ子ちゃんが喜ぶぜ!」


なんかブツブツ言いながら、カメラ目線でウインクするアインの図。
傍から見てると結構不気味な人ですが、これが彼の個性なので気にしてはいけません。
ケンシロウ
「天帝が・・・北斗を抹殺する・・・」


天帝からの思わぬ絶縁宣言にブロークンハートなケンシロウ。
マミヤ
「ケン・・・せっかく貴方と会えたのに・・・。
静かな村が・・・また戦いに巻き込まれた・・・。
長老が・・・そして、たくさんの村人の命が・・・!」
ケンシロウ
「天帝・・・あくまで北斗を滅ぼすつもりであれば、俺の手で天帝に死を!」


マミヤの哀しむ姿を見て、天帝が売ってきた喧嘩を買う決意をするケンシロウであった。
その頃帝都では・・・。

金色の光
「紫の光が消えた・・・」


赤色の光
「ソリアが倒れし使命とは・・・?」


金色の光
「北斗を抹殺せよ!天帝の勅命だ」

赤色の光
「ご命令のままに・・・」


金色の光
「北斗二千年の歴史・・・我ら元斗皇拳の手により葬り去るのだ」


いよいよ元斗の将軍達が動き出した所で次回に続く。




次回予告 (Next)


遂に元斗皇拳最強の男、金色の将軍ファルコが動き出した。

次回『北斗の拳』、
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