運命を切り開く男がいる。
天に背く男がいる。
それは、北斗神拳二千年の宿命。
見よ!今、その長き血の歴史に終止符が打たれる。




第108話 (Chapter108)
さらば北斗2兄弟!
いま2人は愛と哀しみの果てに!!

放映日  1987/02/26
演出  梅澤淳稔
脚本  戸田博史
作画監督  須田正己
美術  砂川千里




今週の山場 (Topics)


この世に平和が訪れた事を喜ぶ人々の図です。
注意深く見てみると、一番左に見覚えのある人が立ってますね。
そうです、天才のあの人です。
さりげなく生き返って強烈に自己をアピールしている天才殿・・・流石です。




今週のお話 (Story)

ケンシロウとラオウ、両雄の決着の刻が来た。
全身全霊の拳を放つラオウ。
だが、ケンシロウは寸前で回避しそのままカウンターの一撃をラオウの胸に叩き込み勝負あり。
地に崩れるラオウは天空にトキの幻影を見ていた。
「愛を認めなさい」と説教するトキだったが、 ラオウはそれを認めようとしない。
拳王としての悲しいまでの意地である。
ボロボロになりながらも執念で立ち上がり、ケンシロウの前に仁王立ちしたラオウは最期の北斗ダブルパンチを放つ。
だが、その拳はケンシロウの眼前でストップしてしまった。
もはやラオウにはケンシロウを砕く力は残っていなかったのだ。
戦い敗れたラオウは、ケンシロウを勝利に導いた力の源を悟った。
強敵達との凄絶なる戦いの中で生と死の狭間を見切ってきたケンシロウ。
それに対しラオウには強敵と言える漢はトキしかいなかった。
そしてケンシロウに力を与えた最大の要因がユリアへの愛だった事も。
見事己を打ち破ったケンシロウを称えるラオウ。
そんな中、死んだはずのユリアが突如生き返る。
実はラオウはユリアを殺害せずに、秘孔を突いて仮死状態にし病気の進行を食い止めていたのだ。
ゾンビのように復活したユリアを見たケンシロウはビックリしてしまうが、ラオウに背中を押され最愛の人の前に立つのだった。
ケンシロウを見つめ涙するユリア。
いつもと変わらぬ表情で見つめ返すケンシロウ。
遠巻きに二人を見ていたラオウは、ユリアに「その命、あと数年は持とう」と宣言した。
実はラオウは自らの闘気をユリアに分け与えていたのだ。
その事を知り動揺したケンシロウはラオウの下へ走り寄ろうとするが、ラオウに「来るな」と一喝されてしまう。
天に帰るのに人の手はいらない。
ラオウは「わが生涯に一片の悔いなし」という台詞を叫びながら、 自らの闘気の全てを天に向け放った。
世紀末覇者ラオウの命と引き換えに、平和の光が各地を照し出す。
その光を見た人々は皆歓喜に震えるのだった。
ラオウを弔ったケンシロウとユリアは、黒王にまたがり荒野の果てへと旅立った。
二人を追いかけようとするバットだったが、リンによって制止される。
泣きながらケンシロウを見送ったリンが、「近い将来ケンは必ず帰ってくる」と予言した所で北斗の拳第四部は閉幕となるのであった。

<完>




今週の強敵 (Character)


実質上の最終回という事で、漢泣きしているラオウの図です。
ってのは嘘なんですけどね。
今回は特別にあの超有名なシーンを解説したいと思います。
ラオウ
「今こそ悟った。お前は今日まで死を見切って生きてきたのだと・・・。凄絶なる強敵達との 戦いの中で、生と死の狭間を見切ったのだと・・・」
ケンシロウ
「強敵・・・」
ラオウ
「フ・・・強敵か・・・。思えば俺には強敵と呼べる漢はトキしかいなかった・・・」
ラオウ
「見せてくれ・・・このラオウを倒した漢の顔を・・・」
ラオウ
「見事だ・・・我が弟よ・・・」


ケンシロウ
「兄さん・・・」
ラオウ
「俺もまた天へ・・・トキの下へ還ろう・・・」
ラオウ
「このラオウ! 
天へ還るに人の手は借りぬわ!!」
ラオウ
「我が生涯に一片の悔いなし!!!!」



ファミコン版のラオウは激強です。
それにも増して、飛び蹴りのままツッ込んでくるモヒカン雑魚と投げナイフの雨あられがイヤンな感じでした。
あと、難解な迷路も・・・。
ラオウの体から発射された謎のエネルギーは一直線に天を貫き、そこからは ラブ&ピースな光が全国各地津々浦々に降り注ぐのでした。
ケンシロウ
「ラオウ、俺には貴方が最大の強敵だった・・・」


ユリアと共にラオウの墓参りをするケンシロウ。

ケンシロウ
「ラオウ・・・トキと共に眠れ。俺は貴方の生き様を胸に、北斗神拳伝承者として生きる」




今週の北斗神拳 (Battle)


ラオウの全方位オーラの中に「お邪魔します」ってな感じでスッポリ入っちゃったケンシロウ。
いよいよバトルも食らいMAXに突入です。


今回の解説は台詞中心で逝きます。
ケンシロウ
「ラオウ・・・もはや次の一撃が我らの最期の別れとなろう。俺とトキ・・・二人が同じく目指した 偉大なる北斗の長兄ラオウ・・・その思い未だ断ち切れず、この心に焼き付いている」
ラオウ
「フフフ・・・良かろう! ならば砕いてみせよう。この拳に生涯の全てを込めて!  受けてみよ! 我が全霊の拳を!!」
ラオウ
「天に滅せい!! 
ケ・ン・シ・ロオォォ――――!!!!」
ラオウの全霊の拳を寸前で回避するケンシロウ。
この瞬間バトルボーナス継続が確定となります。
20連チャンすればラオウを倒せるので、運を天に任せてスロットを回しましょう。


スロットでは剛掌波だけは食らいたくないですね。
ラオウの攻撃をかわしたケンシロウは、渾身の一撃をラオウの胸に叩き込みました。
この後、ラオウは白目向いたままダウンしてしまいます。
ケンシロウの勝利が確定したかに見えたのですが・・・。
拳王の意地に賭け、意地でも倒れないラオウ。

ラオウ
「ケンシロウ! このラオウ、まだ死んではおらぬぞ!!」
ラオウ
「ケンシロウ・・・今、貴様と俺は全てにおいて五分と五分のはず! 我が拳で砕けぬはずはない!!」
ラオウの最後の力を込めた「北斗ダブル剛パンチ」がケンシロウに迫ります。
非常にヤバイ状況にもかかわらず、全くかわす気が無いケンシロウ。
どういう事なんでしょうか?
ケンシロウの眼前でストップしてしまった北斗ダブル剛パンチ。

ラオウ
「既に見切っておったか・・・我が拳にはもはやお前を砕く力など残されておらぬ事を・・・」


成る程、そういう事だったのですね。
激しかった二人の戦いも遂に決着の刻を迎えるのでした。




次回予告 (Next)


宿命の暗雲の中に光を求め、世紀末を駆け抜けた男達がいた。

次回『北斗の拳』、
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