世紀末覇道の鍵を握る南斗最後の将。
その正体はユリア。
南斗の都へラオウとケンシロウは急ぐ。
果たして、運命の女神はどちらに微笑むのか。
急げケンシロウ!そして愛するユリアをその胸に抱け!




第99話 (Chapter099)
悲しき五車星!
お前は愛と宿命をひきずる女!!

放映日  1986/12/18
演出  又野弘道
脚本  戸田博史
作画監督  増田信博
美術  砂川千里




今週の山場 (Topics)


奇妙な表情で画面の向こうの視聴者に迫ってくるケンシロウ。
赤目&汗だくというのがとても嫌な感じを醸し出していますね。
拳王影部隊の毒攻撃を受けたケンシロウが、唸りながら気合で毒素を吹き飛ばそうとしている シーンなんですが、静止画で見るとやっぱり変な顔。




今週のお話 (Story)

一足お先に南斗の都へ突入したラオウ。
堅固な城門を北斗裏拳でブッ壊し、 行く手を阻む海の軍団を蹴散らしながら城の中へと侵入するだった。
一方、ラオウの後を追いかけるケンシロウは拳王影部隊の妨害を受け大幅に時間をロスしていた。
影部隊の毒攻撃にフラフラかつグロッキーになるケンシロウ。
だが気合を入れてのファイト一発で毒素をフッ飛ばすや影軍団のリーダーに北斗右ストレートをお見舞いし爆殺に成功。
戦闘終了後、駆け足でラオウを追跡するケンシロウであった。
一方、城の中を爆進するラオウは遂に仮面の将との遭遇を果たしていた。
修行時代、怪我の治療をしてもらった時からユリアLOVEになってしまったラオウは大喜びで最後の将に迫る。
だが近づいてよく見てみるとどうも中身が違うっぽい。
憤慨したラオウが仮面を粉砕すると、中から出てきたのは海のリハクの娘トウであった。
素顔を晒すなりいきなりラオウに愛の告白を始めるトウ。
トウは幼少時に野犬に襲われそうになった所をラオウにレスキューされた事があり、それ以降ラオウ一筋ぞっこんLOVEになってしまったのだ。
ユリアの事を諦めさせようと説得するトウだったが、ラオウは首を縦に振る事は無かった。
己の恋が成就できない事を悟ったトウは、ラオウが装備していたナイフをかっぱらいそのまま自分の胸を刺し自害してしまった。
ラオウの思い出の中に生きようとするトウ。
そんなトウの方針に納得できないラオウは、「自分を殺せば他の女に奪われる事もない」と怒ってしまう。
そして、「もしユリアが自分をフッたら殺す」と宣言するのだった。
果たしてユリアの運命は。
この続きは次回に続く。




今週の強敵 (Character)


拳王の影として従う軍団、その名も拳王影部隊!!
そのまんまのネーミングですが、ツッコミはナンセンスってものですよ。
画像の兄ちゃんは影部隊のリーダーなんですが、正式な名前がついていないので、 他の拳王軍のボスに比べると明らかに冷遇されていると言えるでしょう。
今回、いきなりラオウに愛の告白をしちゃった海のリハクの娘トウ
ですが想いが届かぬと悟るや否や、「貴方を殺して私も死ぬわ」みたいな状況になってしまいます。
北斗には珍しい男女間での修羅場到来に私の心はワクワク状態です。




今週の北斗神拳 (Battle)


行く手を遮る海の兵団を流派東方不敗が最終奥義「拳王的石破天驚拳」で蹴散らしまくるラオウ。
衝撃を受けた海の兵団は地平線の彼方まで吹っ飛んでしまうのですよ・・・多分。
地を這う衝撃波「拳王的烈風拳」でさらに海の兵団を蹂躙するラオウ。
ちなみにこの技は両手で出すと「拳王的ダブル烈風拳」になります。
というのはもちろん嘘です。
忍者みたいな拳王影軍団が持っている武器には痺れ薬が塗ってあり、 かすりヒットでも相手をフラフラに出来るのです。
話は変わりますが、右の影軍団員の方は刀の持ち方が180度間違っていますね。
どうするんだろうと心配してたら、ケンシロウに向けて放り投げてしまいました。
なんだ、飛び道具だったのか・・・そいつは盲点だったよ。
拳王影部隊の攻撃を受け、毒が体内を絶好調で駆け巡り状態になってしまった ケンシロウ。
グロッキーになり地面に片膝をついてしまいます。
弱りきった主人公を首チョンパしようと迫る影部隊リーダー。
ケンシロウ危うしっぽい状況です。
いきなり唸りながら気合を入れだしたケンシロウに影部隊リーダーがビックリの図です。
これは気合を入れて(つまり根性で)毒素をデリートしているんですね。
毒が抜けたケンシロウは「毒に対するには気を持って体内の経絡を活性化し、毒を対外に排出させる のも北斗神拳の奥義の一つ」とキメ台詞を言いますが、顔が汗だくだったのであまりカッコ良くは なかったです。
毒攻撃を破ったケンシロウは、影部隊リーダーに強烈な右ストレートを叩き込みKOしました。
影部隊リーダーがあっさり殺られ過ぎなのが気になりますが、 まあ急いでるときはこんなモノだって事なんでしょう。
トウは幼い頃に野犬に襲われた事がありました。
噛まれそうになる瞬間、北斗投石拳でトウをレスキューしたラオウ。
このドラマティックな出会いに、トウの心は一瞬にしてラオウLOVEの色に染まってしまうのです。
恋敗れたトウは自らの胸をナイフで貫いてしまいます。
ラオウの思い出の中に生きようとしたんですね。
その行動が理解できないラオウは、「愛する者を殺せば誰の手にも渡らずに済む」と憤慨します。
ラオウらしい台詞だと思います。




次回予告 (Next)


ケンシロウとユリアの再会を阻むラオウ。
そして今、北斗2千年の秘奥義が炸裂する。

次回『北斗の拳』、
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