目指す南斗の都を目前にしたケンシロウ。
そして、ケンシロウとラオウ二人の宿命の戦いの狭間に一人立つジュウザ。
ジュウザはラオウの愛馬黒王号を奪う。
再びジュウザはラオウに戦いを挑むのか。
果たして、南斗の都へたどり着くのはラオウかケンシロウか。
そして南斗最後の将の正体とは?




第96話 (Chapter096)
ジュウザ倒る! 俺は
命を捨てても愛する女を守ろう!!

放映日  1986/11/27
演出  又野弘道
脚本  戸田博史
作画監督  敷島博英
美術  市谷正夫




今週の山場 (Topics)


背水掌を食らったラオウを見て「ゲエェー!!」と驚いている拳王軍の皆さんです。
右の方がまるでデューク東郷みたいな濃い眉毛をしていたので思わずピックアップしてしまいました。
ヘンテコリンな驚き顔もポイント高いですね。




今週のお話 (Story)

ケンシロウ一行は南斗の都の手前にあるフドウの村へとやって来ていた。
村に着いたフドウは子供達の無事な姿を見て緊張の糸が解けたのか、 その場に前のめりにダウンしてしまう。
実は先のヒルカとの戦いで背中を射られまくっていたのだ。
動かなくなったフドウに泣きつく子供達。
「こりゃ逝ったか!?」と心配するバット達だったが、実はまだ生きていたフドウはフラフラながらも起き上がってきたので皆安心するのだった。
その頃、雲のジュウザはラオウに再び戦いを挑もうとしていた。
舎弟達に別れを告げたジュウザは黒王号にまたがりラオウの待つ峡谷へと向かう。
二人の決着の時がやってきた。
ラオウの前に立ったジュウザは、身に着けていた防具を脱ぎ捨てた。
丸腰で突っ込んでくるジュウザを、強力な北斗チョップで叩き割ろうとするラオウ。
だが、ジュウザの体には油が塗られていた為チョップはツルリと逸れてしまった。
一瞬の隙をつきラオウの懐に潜り込んだジュウザは、掌から全エネルギーをぶっ放す奥義「撃壁背水掌」を叩き込んだ。
ラオウのピンチに驚く拳王軍団員達。
しかし、ラオウは殺られる寸前に秘孔「鏡明」を突きジュウザの腕を潰し致命傷を避けていた。
秘拳が破られたジュウザは無抵抗ポーズを取りながら「打ってこい」とラオウに挑発する。
まだ何か企んでいるのかと疑うラオウだったが、敢えて誘いに乗りジュウザに強烈なグーパンチを叩き込んだ。
派手に宙を舞うジュウザ。
だがジュウザは吹っ飛びながらもラオウの腕を取り、そのまま腕ひしぎの体勢に持ち込むのだった。
同時刻、ケンシロウは瀕死のフドウをその場に残し一人南斗の将の下へ出発しようとしていた。
時が来たと判断したフドウは、遂に南斗の将の正体を語り出す。
フドウの「南斗の将の正体は♀でございます」という台詞に対し、「♀!?」とビックリするケンシロウ。
しかも、その正体はかつて自分が愛したユリアだった事を知って驚愕するのだった。
一方、ラオウの腕を取ったジュウザは最後の将がラオウの知人である事を うっかり喋っていた。
それを聞いたラオウは驚異的なパワーでジュウザを持ち上げ、 そのまま秘孔「解唖門天聴!」を突き最後の将の正体を白状させようとする。
激痛に苦しむジュウザ。
だが、ジュウザは意地でも正体を喋るまいと頑張っている所で次回に続く。




今週の強敵 (Character)


というワケで南斗最後の将の正体はユリアだった事が判明しました。
驚きですねー。
えっ、何に驚いているかって?
南斗最後の将が実は「オバハン」だった事に対してですよ。

左上のジュウザなんですが、首を掴まれた猫みたいでいい味出してます。
ケンシロウは・・・どうでもいいや。




今週の北斗神拳 (Battle)


「我流の拳の真髄は背水の陣。防具があればそこに油断や甘えが生じる」 と言い放ち、身にまとっていたプロテクターを叩き割ったジュウザは、丸腰のままラオウに 突撃するのです。

・・・せっかくの名シーンに水を差すようで申し訳ないのですが、ゲンコツ一発でパリーンと砕け散る プロテクターはハッキリ言ってチャチすぎると思います。
ラオウは迫力満点の北斗チョップで、ジュウザの体を叩き割ろうとします。
しかし、ジュウザの体はオイルまみれだった為、チョップはツルッと滑ってしまうのです。
油を塗ると確かに打撃がジャストミートし辛くなるんですが、誤って引火してしまうと一瞬で火達磨になってしまうので 、火気のある所では注意が必要です。
油作戦でラオウの剛拳をすり抜けたジュウザは、 ラオウのドテッ腹にキッツイ一撃をお見舞いしました。
この様に身を擦りあわせる程の接近戦がジュウザの秘拳の真髄なのです。
ジュウザが放った必殺技が「撃壁背水掌」です。
掌に全エネルギーを溜め、瞬時に致命的な打撃と化し相手をKOする恐るべき技なんですが、 これを極める為には相手に接近しなくてはいけません。
なんだ、要するにジュウザって投げキャラだったんですね。
遠距離戦が得意なユダとかとは相性が悪そうです。
実は背水掌のインパクトの瞬間、ラオウはジュウザの両肩の秘孔「鏡明」を 突きその威力を半減させていたのです。
オイルまみれであるにも関わらず正確に両肩の秘孔を打ち抜くラオウの実力は改めて 凄いと思いました。
両手を広げ無抵抗ポーズになったジュウザに対し、ラオウは 情け無用の「北斗グーパンチ」を繰り出しました。
風のヒューイなら一発昇天な状況ですが、ここからジュウザは反撃に転じる事が出来るのでしょうか?
グーパンチでフッ飛ばされたジュウザですが、リバーサルでラオウの腕に絡みつき そのまま寝技へと移行しました。
冥土の土産にこのまま腕一本をヘシ折ろうとするジュウザ。
その執念にラオウもビックラこいてしまいます。
腕一本頂く予定のジュウザでしたが、ラオウの怪力を見誤っていました。
強引にジュウザの体を持ち上げたラオウ
驚異的なパワーの前にジュウザは腕から引き剥がされてしまいます。
ラオウが突いている秘孔は「解唖門天聴!」と言います。
技名に「!」が入っているのはアニメ北斗史上初ではないでしょうか。
この物騒な名前の秘孔を突かれた人は、質問された事に答えなければならなくなります。
嘘をつくと毛根に至るまで出血してしまい悶絶確定という恐るべき奥義なのです。
「蒼天の拳」の霞拳四郎が使っていたりするので、割とメジャーな部類に入るんじゃないでしょうか?




次回予告 (Next)


息絶えるか雲の戦士ジュウザ。
死に迫るほどの執念が天地を揺るがす。

次回『北斗の拳』、
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