北斗の長兄ラオウ。
またの名を世紀末覇者拳王。
野望に燃えるラオウの恐怖の帝国は完成しつつあった。
そして、謎の南斗五車の男達が動き出した。
風のヒューイが、炎のシュレンが、山のフドウが、そして雲のジュウザが。
鉄の仮面に素顔を隠した南斗六聖拳最後の将。
最後の将は何を考え、そして軍師海のリハクは。
謎が謎を呼ぶ、宿命が宿命を呼ぶ。
北斗南斗入り乱れ、男達の壮絶な戦いは続く。
立てケンシロウ!世紀末、荒野の救世主となれ!




第95話 (Chapter095)
非情な砂地獄! 死する
フドウに救いの手は届くのか!!

放映日  1986/11/20
演  明比正行
出  川端蓮司
脚本  大橋志吉
作画監督  直井正博
美術  砂川千里




今週の山場 (Topics)


拳王軍No1の残虐超人と言われているヒルカさんですが、 今回実は隠れ「シン」ファンである事が判明しました。
えっ、どういう事かって?
左の画像で「何本目に死ぬかな〜」のポージングをしているからですよ。




今週のお話 (Story)

荒野で助けた少年カンからフドウの息子達が誘拐された事を聞いたケンシロウは、来た道をUターンして フドウ救出に向かおうとする。
その行動にびっくりたまげたリハクの部下二名は、なんとか説得してケンシロウを南斗の都へ向かわせようとするが無駄な努力に終わってしまう。
結局、二人は ケンシロウに付き添ってフドウの所までフルマラソンするハメになってしまうのだった。
途中、拳王軍がモグラ殺法で襲い掛かってきたがケンシロウはパンチ&キックで瞬殺する。
一方、フドウとその息子達は絶好調で流砂に飲み込まれ中であった。
リン&バットはあの手この手で助けようとするが、300キロを超える巨体は無情にも沈んでいく。
リン&バットを目障りに感じたヒルカは、部下に二人を抹殺させようとする。
極めてヤバイ状況になり逃げまくるリン&バット。
だが、遂に追い詰められ斧で両断されそうになった
その時、リンの「ケーン! 助けてぇー!!」の声に呼応しケンシロウが現れ北斗シャイニングパンチで雑魚をボコボコにするのだった。
ケンシロウの出現にビックリするフドウとヒルカ。
リハクの部下二名はロープでフドウを引き上げようとするが、ヒルカの部下達の放った矢で蜂の巣にされてしまった。
次に挑戦する事になったケンシロウは、なんと左腕一本でフドウの巨体を引っ張り上げる事に成功。
周囲が唖然とする中、ケンシロウはヒルカに対戦を要求する。
かくしてヒルカ達とケンシロウのバトルが開始された。
泰山妖拳「蛇咬帯」でケンシロウの五体の自由を奪ったヒルカは、全身ナイフのハリネズミ男に変形しそのままケンシロウ目掛けてダイブした。
このままだとケンシロウは抱きしめ殺されてしまう。
だが、強引に蛇咬帯を引きちぎったケンシロウは近くの岩を持ち上げてヒルカの死の抱擁を受け止めた。
焦ったヒルカは部下達に矢を射るよう命じるが、ケンシロウに岩もろとも放り投げられ自分が被弾してしまった。
最後は崖の上の部下たちに岩が激突し部隊は壊滅。
瀕死のヒルカは流砂に飲み込まれ昇天してしまうのだった。
一部始終を遠くから眺めていた雲のジュウザは、ケンシロウの侠気を認めた。
そして傷ついた体を引きずりながら、ラオウとの決戦に臨もうとする所で次回に続く。




今週の強敵 (Character)


今回は拳王軍きっての冷血漢「ヒルカ」さんが対戦相手です。
いかにも悪党という感じの子憎たらしい笑い方は流石ですね。
そんな彼のフィニッシュホールドは「抱きつき」なんですが、ケンシロウに通じるんでしょうか?

個人的な話ですが、私は男に抱きつかれても嬉しくないです。




今週の北斗神拳 (Battle)


リン&バットの窮地に駆けつけたケンシロウは、雑魚の方目掛け「北斗 シャイニングパンチ」を放ちました。
個人的にこういう漫画的な技法は好きですね。
シャイニングパンチを叩き込まれ、顔が月面のクレーターだらけ になってしまった雑魚の方の図です。
いや、ホントにこんなの食らったらたまらないって。
オッサン達が宴会の隠し芸を披露しているようにも見えますが、 実は違います。
手にヒラヒラさせてる蛇咬帯でケンシロウを雁字搦めにしようとしてるんですね。
それにしても蛇咬帯ってヒルカ以外でも使えたんですね。
割とお手軽な奥義かもしれません。
泰山妖拳「蛇咬帯」を食らってミイラ男になってしまったケンシロウ。
あっさりと相手の技を食らい過ぎの様な気もしますが、「相手の技を受けきって勝つ」という スタンスがプロレスラーみたいで好感が持てます。
蛇咬帯でケンシロウの動きを封じたヒルカさんは、フェイバリットホールドの「死の抱擁」を放つ為、全身ハリネズミ男へ変身するのでした。
この辺の流れは、超電磁タツマキで相手の動きを封じ、トドメの超電磁スピンを放つコンバトラーVみた いで気に入っています。
体に巻きつく蛇咬帯をビリビリッと引きちぎったケンシロウは、 ヒルカさんのハリネズミ特攻アタック「死の抱擁」を近くにあった岩石で受け止めようとします。
焦るヒルカさんですが、地球の重力には逆らえずそのまま岩石に抱きついてしまうのでした。
岩石に変なポーズのまま張り付いてしまったヒルカさんは、動揺のあまり 部下達に矢で射るよう命令してしまいます。
そんな位置から打たせたら自分にも被弾確定だと思うんですが・・・ヤバイって、ホントに。
案の上、部下達の放った矢を食らいまくるヒルカさん。
原作ではここでエグイ光景が展開されるんですが、流石にゴールデンタイムアニメではヤバイという事で 直撃描写は避けられている様です。
ケンシロウに岩石ごと放り投げられたヒルカさんは、そのまま崖の上にいる 部下達との「直撃」という劇的な再会を果たすのでした。
「ただいま〜」って感じで微笑ましいです。




次回予告 (Next)


再び拳王に挑むジュウザ。
そして最後の将の秘密がさらなる悲劇を呼ぶ。

次回『北斗の拳』、
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