北斗の義兄弟ラオウとトキ。
自ら拳王と名乗り、恐怖の世紀末を支配せんと野望を露にしたラオウ。
だが、ケンシロウとの戦いに傷つき姿を隠した。
剛の拳のラオウ、柔の拳のトキ。
二人の行く手に宿命は忍び寄る。




第70話 (Chapter070)
もう一つの北斗神拳!
ラオウを闇に葬り去れ!!

放映日  1986/04/03
演  明比正行
出  川端蓮司
脚本  戸田博史
作画監督  増田信博
美術  市谷正夫




今週の山場 (Topics)


コウリュウの息子達が仕掛けた落石トラップに、ものの見事に引っ掛かってしまったラオウ。
結構ラオウもオマヌケさんですね。
変なポーズで岩の直撃を受けつつ、そのまま下敷きになってしまうのでした。




今週のお話 (Story)

ラオウの襲来を予感したコウリュウは、ゼンギョウをトキの下へと向かわせる。
二人の息子達には「自分が死んだらどっかに行って静かに暮らせ」と遺言を残し、ラオウが来るのを待ち構えるのだった。
軽快な忍者走りでトキの下へ向かっていたゼンギョウの目の前にラオウが現れた。
そそくさと身を隠し、ラオウが通り過ぎるのを待つゼンギョウ。
ラオウは一瞥しながらもシカトしてそのまま通りすぎた。
コウリュウの安否を気遣いながら、ゼンギョウは忍者走りを再開するのだった。
一方、十字稜跡地ではトキの青空診療所が開催されていた。
子供を治療したお礼に村で採れたリンゴをプレゼントするおとん。
トキは遠慮するが 、目ざといバットは二つ返事で貰い受けるのだった。
だが、かぶりついたリンゴのあまりの酸っぱさに悶絶するバット。
リンは「天罰てきめん」とバットをおちょくった。
その頃、洞窟の中で木彫りを続けるコウリュウの下にラオウが現れた。
コウリュウを倒す事で完全復活を図るラオウ。
二人の戦いが始まった。
かつてリュウケンと並び称されたコウリュウの拳に舌を巻くラオウ。
一方のコウリュウも、ラオウのエネルギッシュな拳に脅威を感じていた。
相打ち覚悟の拳「七星抹殺」でラオウの拳を封じようとするコウリュウ。
だが、ラオウが放った正拳で両の掌がフッ飛ばされてしまい、奥義が使用不可になってしまう。
百裂拳で畳み掛けたラオウは、とどめのパンチをコウリュウの顔面にお見舞いして勝負あり。
息絶えたコウリュウの傍に木像を置き供養するラオウ。
そのまま洞窟の外に出ようとするが、コウリュウの息子達が仕掛けた落石トラップに引っ掛かってしまった。
あわれ岩の下敷きとなったラオウ。
だがラオウは岩を弾き返しながら、華麗に完全復活をキメた。
仰天したコウリュウの息子達は六角棒でラオウを撲殺しようとするが、全然効果が無く逆にネックハンギングツリーに捉えられてしまった。
所変わって、バギーでドライブを続けるケンシロウ一行の前に、いきなり怪しげな忍者野郎が現れた。
「馬鹿野郎! 死にてえのか!!」と罵倒しながら、慌ててハンドルを切るバット。
だがバットを完全にシカトした忍者野郎は、ケンシロウとトキに自分がコウリュウの使者である事を告げる。
コウリュウよりラオウ完全復活の報を受けたトキは、ラオウと戦う事を決心した。
横にいたケンシロウは病人には無理なんじゃないかと思い、トキの前に立ち塞がった。
トキは「自分の拳が病んでいるかどうか、お前の体に教えてやろう」とケンシロウにタイマン勝負を挑む。
殺しOKの誓いの儀式「北斗天帰掌」で互いに構えるケンシロウとトキ。
二人は激しく激突し、その衝撃で両者の周りに巨大なクレーターが出来あがった。
結局勝負は相打ちで終わり、まだまだ現役である事を証明したトキは宿命の戦いに身を任せるのだった。
一方、まだ息子達をネックハンギングしていたラオウは、少年時代の出来事を思い出していた。
息子達に「兄弟で同じ道を進めば同じ宿命を背負うので、将来は別の職に就くがよい」と忠告し、首吊りから解放するラオウ。
そのまま、ラオウは黒王号に乗って去っていった。
なんだか因縁深そうなラオウとトキ。
この二人の戦いは次回に続く。




今週の強敵 (Character)


ラオウ復帰戦の相手を務めるコウリュウさんです。
かなり手先が器用らしく、木彫りなんかもサクサク作ってしまいます。
ニポポ人形とか彫ってたら絵的に面白かったんですが・・・。
コウリュウとの戦いに闘気を燃やすラオウ
白熱したシーンなんですが、スタッフの方が塗り忘れたのか、腹巻が肌色になってて非常にイイ感じです。




今週の北斗神拳 (Battle)


ラオウの剛拳に末恐ろしさを感じたコウリュウさんは、己の命を捨て相手の命を奪うと言う 相打ちの拳「七星抹殺」でラオウとの共倒れを狙います。
そんなコウリュウさんですが、技を出す前に殺られちゃいました。
断固相殺拳もそうなんですが、ラオウに相打ち系の技を使うのは鬼門の様です。
弱ったコウリュウに追い討ちの百裂拳を仕掛けるラオウ。
完全復活を確信したからか、ラオウも嬉しそうな顔して殴ってます。
コウリュウの息子達は、親父を殺られて憤慨します。
洞窟の入り口に仕掛けた必殺トラップで、親父のカタキであるラオウを亡き者にしようとしますが、果たして 上手くいくんでしょうか?
落石トラップも通用せず、仕方ないので肉弾戦を挑むコウリュウの息子達。
ゴッツイ六角スティックでラオウを撲殺しようとしますが、殴った瞬間グニャリとひん曲がってしまいました。
ラオウ体固すぎ。
オイタを働いた息子達を、北斗ネックハンギングツリーでお仕置きするラオウ。
普通ならこのまま息子達はあの世へ旅立ちますが、ラオウの機嫌が良かったので途中で解放されました。
ラッキー兄弟ですね。
北斗天帰掌。もし誤って相手の拳に倒れようとも、相手を恨まず悔いも残さず天へ帰るという誓いの型」とゼンギョウさんが解説してくれます。
北斗好きな皆さん、明日からジャンケンする時は「最初はグー」ではなく、北斗天帰掌→ジャンケンポンという手順で勝負しましょう。
結果については恨みっこなしって事で。
ケンシロウとトキの激突は、周囲にクレーターを発生させるという超常現象を引き起こしました。
もはやこの世の物とは思えぬ光景に、ワタクシの口もアングリと開きっぱなしです。
もはや拳法アニメという枠組みを越えてますね。




次回予告 (Next)


ラオウとトキの背負いし非常の定め。
二度と振り返らぬ過去と共に、いま血の絆を絶つ。

次回『北斗の拳』、
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