北斗と南斗入り乱れ、乱世に戦いは果てしなく続く。
そして、宿命の時は迫りケンシロウは遂に南斗最後の将の正体を知る。




第97話 (Chapter097)
さらばユリア!
強き男は死しても愛を語らず!!

放映日  1986/12/04
演出  石田昌久
脚本  戸田博史
作画監督  和田卓也
美術  古宮陽子




第97話 前半 (A part)


今回はユリアの回想シーンから始まります。

ユリア
「ジュウザ…わたくしは…」

ジュウザ
「何も言うな、ユリア」
そしてジュウザはユリアに見送られ、ラオウとの決戦へと赴くのでした。

ユリア
「また二つの星が…」

回想を終えたユリアの視界に激しく輝く二つの星が飛び込んできました。
天文にそれ程詳しくないので断定は出来ませんが、色から察するに恐らくケンシロウとラオウの事を指しているのだと思われます。

ラオウ
「さあ答えよジュウザ!
将とは誰か!南斗最後の将とは誰なのか!!」


週を跨いでの尋問に勤しむ拳王様。
ジュウザもよく耐えてますが…。

ジュウザ
「誰が…喋るもんか!」
ジュウザ
「あぁっ…将よ…。
南斗最後の将よ!」

お花畑の真ん中でおいでおいでするユリア

遂に幻覚が見え始めました。
必死に耐えるジュウザですが流石にもう限界でしょう。
その頃眉毛達は真実を追求すべくブリーフィング(会議)を行っていました。

ケンシロウ
「ユリアはあの、サザンクロスの町で…」

私の記憶が正しければ、サザンクロスの居城から投身自殺を図ったハズなのですが…。

フドウ
「いえ、ユリア様は生きておられます
サザンクロスからユリア様を救い出し、お連れしたのは我等南斗五車星だったのです!」


さり気なく職務経歴を自慢するフドウの父さんでした。
ユリア
「また、罪も無い人々が何人も死んでいく。
そんな事…もうわたくしには…」

シン
「ユリア!なっ…何を!?」


ユリア
「ケン…貴方との約束…守れなかった…!」


ものすごい高さから身を投げるユリア。
これはもうギース様でもなければほぼ助からない状況です。
シン
「それほどにっ・・・この俺を!」


ユリアにとことん拒絶され思わず大泣きしてしまった我等がKING様ですが、ユリアが生きているという一縷の望みをかけ、とりあえず最下層まで全力フルマラソンを敢行する事にしました。
シン
「ユリア!死ぬなーーーっ!!」


必死に城を駆け降りるKING様。

ですが、100mを9秒台で駆け抜ける(※管理人の思い込みです)KING様の御健脚を持ってしても、先回りしてユリアをナイスキャッチする事は難しいと思われます。
シン
「生きて…ただ生きてさえいてくれればもう…!
ユリアーーーーッ!!!」


あっという間に最下層に到達する我等がKING様。
ターゲットのユリアはどうなっちゃったんでしょうか?
シン
「はっ!?」

全然投身自殺後とは思えない綺麗な状態で発見されるユリア。
スポットライトの当たり方まで計算された絶妙なポジショニングで横たわってるユリアですが、一体全体なんでこんな状態になっちゃったのでしょうか?
シン
「こ…これは…」


アンビリーバボーな状況に面食らってしまった我等がKING様ですが、とりあえず現場検証を開始してみる事にしますよ。
シン
「…そーっ…」


まず手始めにボディーチェックを行う事にしました。
KING様の腕が伸びた先には…
シン
「…ゴクリ…」

ちゃっかり胸にタッチしちゃうお茶目なKING様。
実はオパーィ星人だった事が判明した衝撃の瞬間です。
ユリアの胸に触って鼻の下ならぬ顎の下が伸びまくりなKING様ですが

シン
「これはっ!?」

どうやら新たな事実を発見した模様です。

シン
「い…生きている!」


なんだってーーーー!?
リハク
「ユリア様は我等がお救いしました」


いきなり背後から謎のオッちゃんが話しかけてきました。

シン
「…お前達は?」
リハク
「ユリア様に仕える南斗五車星の一星海のリハク!」


トウ
「その娘トウ!」

フドウ
「山のフドウ!」


シン
「南斗五車星…」
トウ
「南斗聖拳殉星のシン様」

リハク
「我等五車星、ユリア様をお迎えに参りました」


シン
「何ィ〜〜!? どういう事だ!」


ちと納得しかねるリハクの台詞にカチンと来てしまう我等がKING様。
その怒りの余波を受け、眉毛までもカッチンコッチンに…。
リハク
「ユリア様はいずれ南斗の将となられる運命。
南斗正統血統として死すべき時まで、ユリア様をお守りするのが我等の務め」
シン
「ならばこのシンが守り抜いてみせるわっ!」


超カッコいい啖呵を切る我等がKING様。
パッと出の胡散臭いヒゲ親父に大切なユリアを預けるなど納得いきませんよね。

しかし事態は思いのほか深刻でした…。

リハク
「いえ、この反乱(※注1)の背後には暴凶星の影が…」


※注1 ハゲ&ヒゲなナイスミドルのバルコム将軍が起こした反乱の事です。
シン
「何っ!」


リハク
「恐怖の世紀末覇者ラオウが、サザンクロスに向かっております!」


シン
「ラ…ラ王!」


ラオウの名を聞くなり肝っ玉冷やしまくりんぐな我等がKING様。
小パン一発入ればどこでも永久持っていけるラオウには、ムテキングを持ってしても対抗するのは難しいのです。

ちなみに元ネタはアーケード北斗です。
何か遠くから二人、こっちに向かって走ってきます。

シルエットから察するに、一部の方々にカルト的な人気を誇る五車兄弟の様ですが…。
シュレン
「リハク!」

ヒューイ
「リハク」


リハク
「どうじゃ、ラオウの動きは?」
ヒューイ
「すぐそこまで軍勢が迫っている」

シュレン
「奴はシン様とケンシロウ様の戦いを見守っている。
奴が動くのはその決着がついた後!」
フドウ
「左様!
ラオウは拳王と名乗り、世紀末制覇の野望に燃えている。
天を目指し、全てを手中に!
ユリア様をも奪おうと!」

リハク
「シン様とケンシロウいずれが勝つにしても、その戦いの後続いてラオウを倒すのは至難の技!
ラオウの性格は知っている筈…。
もしユリア様が奴の手に落ちれば…、
そしてユリア様が心を開かなければ、その場で一撃の下に殺してしまうでしょう」
シン
「………」

ユリア
「……ケン……」


シン
「……っ!」
シン
「……………」


KING様、決断の刻!
シン
「…連れていけ!」
リハク
「シン様!」

シン
「早く行けぃ!
ユリアが死んだとなればラオウも追うまい」
フドウ
「シン様!貴方は敢えて…」


シン
「生かせよ!」
シン
「ユリア殺しの悪名…敢えて俺が被ろう。
ケンシロウとの決着をつけるにはむしろ好都合よ…」
シン
「いずれ俺かケンシロウ、どちらかが再びユリアの前に立つ…
その時まで決して死なすではないぞ!」
そして潔く去っていく我等がKING様。

リハク
「悲しいまでの意地…」

フドウ
「恋ゆえにケンシロウと戦い、そして果てて逝く気か…」


以上がユリア生存の真相でした。
いやー、今回の話は感動でしたね!
KING様の株も上がってめでたしめでたし…って所で次週に続く!




次回予告 (Next)


ケンシロウが走る、愛の為に。
ラオウが走る、野望の為に。
そして世紀末最後の死闘が始まる。

次回『北斗の…






















…あ、まだ今回の話終わってませんでした!
すいませぬ、KING様の雄姿に感動するあまり、管理人の中で勝手に物語を完結させてしまっていた様です。

ってなワケで、引き続き第97話をお楽しみ下さい。

フドウ
「そしてユリア様は南斗六聖拳最後の将として南斗の都に!
ケンシロウ様、貴方が来るのを待ち続けております。
まだラオウは、我が将の正体には気づいておらぬ筈!
さ、お行きなさい!南斗の都へ!ユリア様の下へ!!!」
ラオウ
「ジュウザ!まだ秘孔は突ききっておらぬ!
喋るのだ、そうすればまだ生きる道は残されておる!」


答えを言ったらボーナスを支給しちゃうゾ!という大盤振る舞いな提案をするラオウ。
中々魅力的な条件ですが…
ジュウザは頑なにアンサーを拒否し続けます。

ジュウザ
「はあぁっ…!」


今度は別の幻覚が見えてきたようです。
ユリアをデートに連れ出す眉毛の図。

何気に緑ケンなのがレア度高めです。
二人がラブラブしてるのを遠くから見つめるジュウザ。

ジュウザ
「ユ…リ…ア…!」
ジュウザ、恋敗れた瞬間。
失恋と言うのは本当に辛い物ですね。

私もそういう経験を思い出すと泣いちゃいそうです。
ラオウ
「何故に喋らぬ!
もう一度突けばお前は死ぬ!
それでも喋らぬのか!」

ジュウザ
「い…言う…!


ラオウ
「そうだ、言ってしまえジュウザ!」


流石のジュウザにも遂に限界が訪れた様です。
ジュウザ
「ラ…ラオウの…
クソ…バカヤロウ…」


ラオウ
「ぬっ!?
おのれぇええええ!!
ジュウザァアアアア!!!!!」


ジュウザ一流の切り返しにラオウもご立腹!
思いっきり地面に叩きつけられた挙句、無理やりV字開脚させられてしまうジュウザ。

ラオウの怒りは相当な物ですね。
ラオウ
「ぬあああぁっ!!」


ジュウザ
「フハハハハッ!!」


ラオウ
「死ねぃっ!!!!」


トドメの一撃がジュウザに放たれた所でCMに突入です。
ケンシロウ
「ほわちゃぁぁあああ!!」




第97話 後半 (B part)

ジュウザ
「プフッ!」


CM明け早々に毒霧攻撃を繰り出すジュウザ。
思わぬ奇襲を受けたラオウは面食らってしまいます。
ジュウザ
「ハッ!」


一瞬の隙を逃さず、ラオウの拳から逃れるジュウザ。
期せずしてアニメオリジナルな展開の第3ラウンドに突入です!

ジュウザ
「俺は雲…俺は、俺の意思で動く!」
ラオウ
「よかろう、それ程死にたくば死をくれてやる!
将の名は貴様が吐かずとも仮面を剥がせば分かる事!!」
ジュウザ
「フッ!何事も力ずくか…。
チッチッチ!それはテメェの思い上がりってモンだぜ!」

ジュウザがやると「チッチッチ!」もサマになりますね。
ジュウザ
「ラオウ!テメェは確かに強えぇ!
だが、全てが思い通りになると思うなよ!!」


そして中指でファッキュー挑発してキメッ!です。

ちなみに外国でこれやるとエライ目に遭ったりするので、良い子のみんなは真似しちゃダメですよ!
ラオウ
「その言葉地獄で後悔せよ!
死ねぇええええい!!」


ジュウザの粋な挑発にラオウプッツン!
ですが、猛り狂うラオウの剛拳はジュウザを捉える事はできません。
ちと怒りの余り、テレフォンパンチになり過ぎてしまってる気がしますね。
ジュウザ
「くあーーーーーっ!!!」

ラオウ
「こしゃくな!」


肘撃ち同士の大激突です!
激突の余波を受け、地面からマグマが噴出してしまいました。
達人同士の対決ともなると、このような天変地異など容易に引き起こす事が可能なのです、演出的に。

ラオウ
「こやつ…まだこれだけの力をっ!」


ジュウザ
(…行け!ケンシロウ!!
はやくユリアの下へ…)
その頃、眉毛はラブリーなユリアの下へ全開猛ダッシュしておりました。

ケンシロウ
「生きていた…ユリアが生きていた!」
そんな眉毛の前に立ちはだかる拳王軍団の皆様方。

そう簡単にハートフルなラブストーリーが成立出来ると思ったら大間違いですよ!
ケンシロウ
「どけどけどけーーーぃ!!!
邪魔する奴は容赦せん!
どけぇーーーーーっ!!!!」


珍しく感情むき出しになるケンシロウ。
第一部のケンシロウを彷彿とさせますね。

いつもの仏頂面した無口眉毛より、こんな感じの方が好きだなぁ…人間的だもの。
ラオウ
「おりゃーーーーっ!!」

地面に大穴をあけちゃう程の威力を持つ剛拳をジャンプ一番緊急回避!
ジュウザ
「はぁっ!」

潰された掌から流れる血をラオウ目掛けてゴッドマンシャワーしちゃいます。
ラオウ
「ぬふっ!?」


視界が不自由になったラオウ目掛け…。
ジュウザ
「ドラゴンライダーキック!」


AP6000
の威力を持つファイナルベントで勝負をかけます!
ラオウ
「とぉあーーーっ!」


しかし片手で防がれちゃいました。
拳王様のタフネスぶりにはもはや脱帽です。
ラオウ
「ジュウザ!せめて奥義で葬ろう!!」

北斗呑龍呼法で闘気をストックするラオウ。
闘気は最大3つまでストック可能で、この後に必殺技を出すと強化バージョンにパワーアップ出来るという優れ物奥義ですが、無防備の状態が43フレームありますので使いどころに一工夫が必要です。

元ネタはアーケード北斗でした。
ジュウザ
「さらばー!ユリアー!!」


玉砕覚悟のランニングクロスチョップで神風を起こせるか!?
ラオウ
「ぬあぁああっ!!!!」


神風特攻してきたジュウザを北斗羅裂拳で迎撃します。
呑龍呼法により強化されているのでHIT数も大幅UPしておりますよ。

これも元ネタはアーケード北斗です。
ジュウザ
「………」


全身に大量の羅裂拳を叩き込まれるジュウザ。
ですが、これだけの直撃を受けても全くダウンをする気配がありません。
ラオウ
「なぜ死なぬっ…!?」


ジュウザのゾンビっぷりに、流石の拳王様もちょっとばかり不安になってしまうのでした。
ラオウ
「どりゃーーーーっ!!」


羅裂拳、締めのアッパーがジュウザを捉えました。
強化バージョンはこのアッパー部分に北斗七星ゲージ一個を奪う効果がついております。

遂にジュウザの頭上に死兆星がっ!?
しかし、今は昼間なのでお星様は見えなんだ。

ジュウザ
「うわぁーーーっ!」


逆ブーン状態で宙を舞います。
そして壮絶にノックダウン。
もはやこれまででしょう。

ラオウ
「やっと終わった…さぁ帰ろう」

帰宅を急ごうとするラオウでしたが…。
ラオウ
「ぬうっ!?」

どーん おぶ ざ でっど!!!
ラオウに強烈な頭突きをお見舞いするジュウザ。

唐突にエキストララウンドが開始されました。
もうこうなったら石頭対決で決着をつけようではあーりませんか!
頭突きの衝撃で大地が○の字になっちゃいました。

二人とも一体どれだけ石頭なんでしょう…。
ジュウザ
「ちょあーーーっ!」


天空高く飛び上がるジュウザ。
次なる秘策とは…?
先ほどのランニングクロスチョップは見事に迎撃されちゃいましたが、今度のフライングクロスチョップはちょっと違いますよ。

何故ならば、太陽の光を背にしての目くらまし効果が付いているからです。
激しく交差するラオウとジュウザ。

ピンク色の目に優しくない効果全開でどんな状況なのか今イチ掴みかねますが…。
ラオウ
「ぐうっ!」


とりあえずラオウに13ポイントのダメージを与える事ができました。

ちなみにラオウの残りHPはあと648くらいです。
頑張れ!ジュウザ!!
ジュウザ
「………」

無防備状態でラオウの下へてくてくと歩み寄るジュウザ。
まだまだ秘策は尽きないのでしょうか?
ラオウ
「ぬあっ!」


ラオウ渾身の北斗剛正拳突きがジュウザに放たれました。
しかしジュウザはよける素振りすら見せません。

ジュウザ
「………」


てか、完全に行動停止しています。
これはもしや…。
ラオウ
「ぬぅっ…」


ラオウもジュウザの異変に気づいた模様です。
ブシューーッ!!

全身から血を噴き出し倒れるジュウザ。
肉体の限界は当の昔に超え、魂の力だけで今までフルラウンド戦ってきたのです。
ラオウ
「死して尚戦うとは凄まじき男…」

ジュウザの体から流れる血が、大空を自由に流れる雲へと変化していきます。
ジュウザ
(俺は…雲のジュウザ。
俺は…あの雲のように
自由気ままに生きるのよ…)
ラオウ
「敵ながら見事であった…
ジュウザ!」
黒王
「ヒヒーン!」

力尽きたジュウザに土をかけ始める黒王。

ラオウ
「ここに葬ってやろうと言うのか、黒王」
ラオウ
「責めはせぬ…。
この拳王以外うぬが唯一その背を許した男の死、その気持ちもわかる」
ラオウ
「雲のジュウザの霊!
丁重に葬れぃ!!」


拳王軍団の皆さん
「御意!!」


後の事は拳王軍団の皆さんにまかせ、ラオウは単身南斗の都へ乗り込みます。
ラオウ
「ジュウザよ…うぬが語らずともその壮絶な死が俺に将の正体を悟らせてくれたわ」


ジュウザがここまで尽くす人間は一人しかいないので、消去法で正体判明しちゃいました!
その頃ケンシロウは恋路を邪魔する拳王軍の皆さんを殴ったり蹴ったりチョップで頭を叩き割ったりしながら蹂躙してました。
拳王軍の皆さん
「ギョエーーーッ!?」


感情フルバーストなケンシロウに歯向かった者は、悉く全員首チョンパの刑に処せられてしまうのです。

あなおそろしや!
ケンシロウ
「ユリア…」


拳王軍の皆さんとの殺陣が終わった後は再びマラソン再開です。
さぁ、ユリアの所へ急ぎましょう。
ラオウ
「風のヒューイ、炎のシュレン、そして雲のジュウザ。
五車の星どもが身を犠牲にしてまで守る南斗最後の将。
その正体は…」
ラオウ
「ユリア!!」


犯人はお前だ!!

ラオウ
「北斗と南斗は表裏一体。
我が覇道はユリアを手にして成就せり!
ユリアをケンシロウに渡すわけにはいかぬ」
毎度おなじみハトポッポがお手紙を持ってきました。

リハク
「…ジュウザ」


ジュウザ敗北の報告みたいです。
相変わらず暗いニュースしか持ってきませんね、このクルックルー。
海の軍団員
「やべぇ!ラオウが来るぞーーーっ!!」


海の軍団員の皆さんも恐怖の暴凶星大接近に浮き足立っております。
とりあえず、皆を落ち着かせるためにリハク演説!

リハク
「ケンシロウもラオウも共にこの南斗の城へ向かっておる!
世紀末救世主か世紀末覇者か。
どちらがこの城に入るか神のみぞ知る!」


なんですか、その先が見えない大博打は!

リハク
「もしラオウなら、我等海の軍団が全力を持って阻止せねばならん!」
トウ
「ユリア様、いよいよ宿命の時が来ました」


ユリア
「わたくしはただ、ケンシロウを待ち続けるだけ。
今も昔も…」


トウ
「いいえ、ユリア様には不思議な力がございます。
人々はユリア様にお会いするだけで勇気づけられ、生きる力が沸いてきます。
南斗と北斗、二つの流れが一つになった時この乱世は治まり、この世に真の平和が訪れるでしょう」


ケンシロウとユリアが結婚したらこの世はパラダイスとなるらしいです、トウの話を鵜呑みにするならば。
そんなこんなで宿命の三角関係最終章が始まります。

ラオウの顔がでかすぎて枠に入りきれてませんが、まぁ気にしないで見守ってあげましょう。

次週に続く。




次回予告 (Next)


ケンシロウが走る、愛の為に。
ラオウが走る、野望の為に。
そして世紀末最後の死闘が始まる。

次回『北斗の拳』、
第98話 ゆれる南斗の都! 遂に北斗2兄弟がやってきた!!
inserted by FC2 system