目指す南斗の都を目前にしたケンシロウ。
そして、ケンシロウとラオウ二人の宿命の戦いの狭間に一人立つジュウザ。
ジュウザはラオウの愛馬黒王号を奪う。
再びジュウザはラオウに戦いを挑むのか。
果たして、南斗の都へたどり着くのはラオウかケンシロウか。
そして南斗最後の将の正体とは?




第96話 (Chapter096)
ジュウザ倒る! 俺は
命を捨てても愛する女を守ろう!!

放映日  1986/11/27
演出  又野弘道
脚本  戸田博史
作画監督  敷島博英
美術  市谷正夫




第96話 前半 (A part)


海の軍団員
「ほらほら、ちゃんと並んで!
一杯あるからみんなで分けるんだゾッ」


子供達におやつの時間を提供する海の軍団の皆さん。
一番右の南斗兵さんはテレビを意識してかモデル立ちになっております。
ヒゲのオィちゃん
「この町は弱き者強き者みんな平等に生きていける」

帽子のアンちゃん
「自由に溢れて働き甲斐がある」


ロングのネーちゃん
「こんな時代に奇跡だわ!」


一番奥で扱いの小さいバンダナリーゼントさん
「これも全て南斗最後の将様のおかげだ!」


オィちゃん始め町人の皆様、解説ありがとうございました。
ところで、最後の将の呼び方がそのまんまですね。
フルネームで呼ばせるとちょいと変な感じなので、思い切って『ショー様』に縮めた方が親しみやすくなるのではないかと思われます。

ここは南斗の城の作戦会議室です。
明るく賑やかな町の雰囲気とは全然違いますね。
何か悪事でも企んでそうな、そんな感じです。


リハク
「トウよ、ケンシロウ様は何処まで来ている?」

トウ
「拳王ヒルカ軍団を倒し、もう間近に」


リハク
「で、拳王は?」
トウ
「現在峡谷に留まっています。
しかし、やがてジュウザが再び攻撃をかけましょう」

ショー様
「………」

リハク
「うぉっ!? ショー様!!」


貴方は飛雄馬のネーちゃんですか?
柱の影から密談を盗み聞きしてしまう…そんなショー様が大好きです。
リハク
「ジュウザは必ずやラオウを倒し、その進撃を留めましょう」


ショー様
「ケンシロウとラオウ…果たして運命はどちらを先にこの城に呼び寄せるのか」


「ジュウザが勝ちますぜ!」と言うリハクの言葉なんか全く耳に入っていない…そんなショー様も大好きです。
噂のジュウザはラオウとの決戦を前に、最後の休憩タイムを楽しんでおりました。

ジュウザ
「我が将よ…この命、貴方に捧げよう」

そんな一途なジュウザ兄ィの元へ舎弟のみんなが駆けつけてきましたゾ。
ジュウザの舎弟
「アニキ!拳王はまだ動かネェ!
あの谷でじっとしたまんまだゼ!!」


ジュウザ
「そうか…」


ジュウザの舎弟
「行こうぜアニキ!今度こそ殺っちまおう!!」
ジュウザ
「来るんじゃねぇ」


ジュウザの舎弟
「エーッ!そりゃないぜ今さらー!」


舎弟達から吹き荒れるブーイングの嵐。

ジュウザ
「お前達の出る幕じゃねぇ!
これからは俺と拳王二人だけの戦いだ。
ハッキリ言って足手まといだ!」

しかし、アニメオリジナルキャラクターの出番はここまでとキッパリ言い切るジュウザの兄貴であった。
ジュウザ
「あばよ!みんな!!」


ジュウザの舎弟
「アニキィ!!」


ジュウザ
「生きろよ、自分の命を掴むんだ」


舎弟たちに別れを告げ、いよいよラオウとの決戦です。
その頃ケンシロウ達は…

フドウ
「ここが私の村です。
そして南斗の都も、もう間近」


フドウの村に到着しました。
それにしても父さん、よく荷台に収まりきりましたね。
???
「………」


そんなフドウ達を見つめる謎の生物がここに!

こんな妖怪いましたよね。

なんだっけ…そうだ!目目連だ。
私コレが怖くて、小さい頃障子がある部屋が苦手だったんですよ。
 
↑目目連(もくもくれん)
鳥山石燕 『今昔百鬼拾遺』より
子供達
「わーーーっ!倒産ーーー!!」


思いっきり誤字ですがこのまま行きます。

怪しい視線の正体は
妖怪ではなくフドウの子供達でした。
フドウ
「帰ったぞぉーー…ぐおっ!?」


いきなり悶絶しはじめるフドウの父さん。
そしてそのまま前のめりに倒れ始めました。
このままでは足元にいる子供達が…。
リン
「はわわっ!?」

バット
「やべぇ!潰される!!」


予想もしない展開にケンシロウもビックリさっ!
潰されそうな子供達
「逃げろーーーーーーーーーっ!!!!!」

全力でその場から緊急離脱するチルドレンズ。
潰れたトマトにされるのは勘弁被ります。
ズウウゥゥゥン!!

受身も取らずに頭か倒れるフドウの父さん。
これは危険な倒れ方ですよ。
とりあえずダウンした原因をリサーチ開始です。

ケンシロウ
「むっ…!」

背中にいっぱい矢が刺さっていました。
ヒルカ軍団との戦いの際にシューティングされてしまったんですね。
子供達
「倒産ーーーーー!!」


果たしてフドウはこのまま死んでしまうのか?
その結末は後半へお預けです。
場面変わってここは渓谷。

待機モード中のラオウの前にようやくあの男が帰ってきました。
ラオウ
「来たかジュウザ…」


黒王に跨り現れたジュウザ。
遂に最後の決戦が始まろうとしています。
ジュウザ
「ほれっ、主の下に戻るがよい」


黒王がラオウに返還されました。
ラオウ
「命を捨てに戻ったかジュウザ!」
ジュウザ
「タダでは捨てぬ。
俺は寂しがり屋でな、貴様を道連れにして逝こうと思っている!」


寂しがり屋さんの力を侮ってはいけませんよ。

ラオウ
「フッフッ、貴様が言うとそれらしく聞こえるわ」
ラオウ
「者ども下がっておれぃ!
闘気に巻き込まれて死にたくなくばな」


部下思いなラオウでした。
拳王軍兵士A
「下がれー!拳王様の邪魔はするな!!
全体引けーーーぃ!!」


拳王軍兵士B
「押忍!」

威勢よく距離を取る拳王軍の皆さん。
こういう体育会系なノリは個人的に大好きです!
ラオウ
「久しぶりに体が燃えるわっ!
見事この俺を止めてみろジュウザ!
うぬの秘拳、この目で確かめてやる!!」
ジュウザ
「元より秘拳無くして貴様を止める事など出来ん」


と言いつつグーパンチを振り上げるジュウザ。
何をするつもりなんでしょうか?
パリーーーン!!

なんと自分の肩パットを叩き壊しちゃいました。

それにしてもこの肩パット、ちっとばかりカルシウムが足りてないような気がします。
肩パットの次は服も破いて上半身裸になっちゃいました。

ジュウザ
「我が拳の真髄!その目に焼き付けておくがよい!!」
拳王軍兵士A
「よ…鎧を取ったぞ!?」

拳王軍兵士B
「無防備で拳王様の前に!?」


拳王軍兵士C
「今度は何を企んでいるんだ!?」


鎧があろうがなかろうが拳王様には全く問題ナッシングなのですが、とりあえず丸裸で対峙すると言うジュウザのクレイジーぶりに兵士の皆さんは度肝を抜かれてしまいました。
ジュウザ
「我流の拳の真髄は背水の陣!
防具があればそこに油断・甘えが生ずる。
生か死か!いずれか一つの背水の拳の威力はラオウ!
お前が一番よく知っているだろう!!」

ラオウ
「フッハッハッ!
追い詰められたネズミは猫を噛むと言う!
自ら命をかけてネズミと化したかジュウザ!
だが!ネズミに獅子は倒せん!!」


どうやらミ○キーではラ○オンキングを倒せないらしいです。

ジュウザ
「うおあああぁぁっ!!」


ジュウザ、突貫します!
ランニングで接近してくるジュウザ。
対するラオウは殺人剛チョップで迎え撃ちます。
殺人剛チョップがいきなりクリーンヒット!

このまま秒殺で終わってしまっては風のヒューイの二の舞ですぞ。
しかしそこは雲のジュウザ、そう簡単には殺られません。
ヒットしたかに見えた殺人剛チョップは、ツルッと滑って不発に終わりました。

ラオウ
「ぬっ…!体に油をっ!?」


滑った原因はオイルだったのですね。
PRIDEとかで使っちゃうと思いっきり反則ですが、これは世紀末のガチンコ勝負なので問題なしです。
ジュウザ
「取ったあぁぁぁぁあ!!!!」


懐に潜り込んだジュウザが両掌に気合を入れ始めました。
ジュウザ
「撃壁背水掌
(げきへきはいすいしょう)!!」


ジュウザが手を離した瞬間、ラオウのお腹がビッグバーンしちゃいました!
これはかなりのダメージを与えましたよ。
拳王軍兵士A
「拳王様がっ!?」


ビックリしちゃう拳王軍の皆さん。
ウム、皆良い顔だ!
ラオウ
「ぬうっ…!
凄まじい衝撃…全エネルギーを溜め瞬時に致命的な打撃と化す!
ジュウザ、身を擦りあわす程の接近戦がお前の秘奥義と見た!」


今食らったばかりの技をスラッと解説しちゃったラオウ。
冷や汗かいてますが、実の所致命傷を受けてしまったという訳ではなさそうです。
ジュウザ
「流石だな…ラオウ!
最後のタネも一瞬に見抜かれたか…。
この肩を突いて…致命の一撃を…かわすとは!」
ラオウ
「その通り!そこは鏡明という秘孔!
もはやここまでだジュウザ!
その手は崩れ去る!!」
ジュウザ
「ぐわぁーーーっ!!」


ジュウザの両掌に大きな穴が空いてしまいました。
両掌の風通しがよくなってしまったジュウザ。
トドメを刺すべく迫るラオウ。

決着の行方はCMの後で。
ケンシロウ
「ほわちゃぁぁあああ!!」




第96話 後半 (B part)

CMが明けたらフドウの父さんが復活してました。
どうやら命に別状はなかったようですね。
フドウ
「いやー参ったな、これしきの傷で死ぬものか!
大丈夫だよみんな!
ハッハッハ!心配はいらん」
フドウ
「さ、もう離しておくれ。
父さんはまだ行かなきゃならん所があるんだ。
さ、ケンシロウさん行っ…ぐぉっ!」


致命傷未満、重傷以上って感じの容態です。
バット
「オッサン無理だYO!」


リン
「その体じゃ…」
フドウ
「こ…これぐらい…」


ケンシロウ
「だが断る!」


フドウ
「工工エエエエ(゚Д゚;)エエエエ工工」
ケンシロウ
「フドウ、お前を連れて行くワケにはいかん」


フドウ
「な…何を言われます!
これぐらいの傷何ともありません!
貴方を南斗の都までお連れするのが五車の星山のフドウの使命!
例えこの身が砕けようとも…」


ケンシロウ
「お前のためではない!」

ここだけ聞くと何気に酷い言い方してますね、この眉毛。
フドウ
「そんなぁ!」


ケンシロウ
「子供達はどうする?」

フドウ
「はっ!」
ケンシロウ
「フドウ、お前は死んではならぬ男だ」


心を揺さぶるトークでフドウを説得するケンシロウ。
意外とこういう事が特技なのかもしれませんね。
フドウ
「め…面目ない…」


説得完了しました!
ケンシロウ
「静かに暮らせ…」


今後の生活プランを指示し、その場から去ろうとするケンシロウ。
どうやら大家族で賑やかに暮らすのはNGらしいです。
フドウ
「お待ちください!
もはや隠す事もないでしょう。
南斗最後の将の正体…お教え致します!」


フドウの父さんから爆弾発言が飛び出しました。
ショー様とは一体誰なのですか!?
早く教えてよ!父さん!!
しかし無常にもパチスロチックにモード切り替えが発生しちゃいました。
ショー様の正体は次回にお預けのようです。

無念!
ラオウ
「フッフッフ…」


戦いはラオウ有利のまま第二ラウンドに突入しております。
ジュウザ
「さあ!撃ってこい!ラオウ!!」


いきなり大の字ノーガード戦法でラオウを挑発し始めるジュウザ。
彼が弾き出した次なる我流戦闘プランとは一体…!?
ラオウ
「何を考えておる…隙だらけの体で…!
覚悟を決めたのか!?
それとも…まだ秘策が…!
しかし、奴の手は既に封じた!」


相手が相手だけに、思いっきり警戒するラオウですが…
ラオウ
「よかろう!あの世に逝くがよい!!」


このままだと話がどうにも進まないので、意を決してジュウザにダイレクトアタックだ!
ジュウザ
「将よ…アンタに会った時から覚悟は決めていた…。
この命無い物と思っていた…」
ジュウザ
「これで最後だ!!
ぬああぁっ!!!!」


胸板にラオウの剛拳がモロHITしました。
これは決まったか!?
ジュウザ
「ニヤッ!!」


剛拳を食らいながらも不敵にスマイル0円をするジュウザ。
まだその目は死んでいませんよ!
ジュウザ
「ぬあああっ!」

体勢を入れ替えラオウの右腕に飛びつき腕十字固めだ!
ジュウザ
「冥土の土産に貴様の腕一本!
貰ったーーーーーーーっ!!」

こりゃまたゴージャスなお土産ですね。
冥界の皆さんも大喜び確定でしょう。
ラオウ
「うぬは…己の命と俺の腕一本と引き換えにするつもりかっ!」
ジュウザ
「ケチケチすんなよ!
いい取引だと思うぜ!!」


寝っ転がったまま取引交渉を進めるラオウとジュウザであった。
ラオウ
「貴様のその執念…その執念はどこからっ!?」


ジュウザ
「全ては南斗六聖拳最後の将のため!」


ラオウ
「最後の将とは何者だ!」


どさくさに紛れてちゃっかりショー様の正体を聞こうとするラオウでしたが…。

ジュウザ
「言わぬ!」


断固拒否されてしまいました。
取引交渉は難しい物ですね。
ジュウザ
「言えば貴様は疾風となり我が将の下へ走る!
天を握った貴様が最後に望む物…それが我が将!」


ラオウ
「何っ!将とはこの俺が知っている人間かっ!」


何気に誘導されて色々喋っちゃうジュウザ。
このままだと正体が判明してしまいそうな感じです。
ジュウザ
「おしゃべりが過ぎたな。
あと一捻りで貴様の腕は砕け折れる!」


冥土の土産作り最後の仕上げに取り掛かろうとするジュウザでしたが・・・。

ラオウ
「ジュウザ!うぬはこの拳王の力を見誤ったわ!!」
ラオウ
「ぬりゃーーーーーっ!!!」


ジュウザ
「ぬおっ!馬鹿なっ!?」


何と片手で持ち上げられた上に、高い高ーいさせられちゃいました。
こりゃまた凄い100万馬力ですね。

ラオウ
「ハハハハハッ!
拳王の鋼鉄の肉体は…」
ラオウ
「砕けぬ!」
ラオウ
「折れぬ!!」
ラオウ
「朽ちぬ!!!」


と言う非常に有難い拳王様三段活用を頂きました。
ラオウ
「うおぉぉりゃあぁぁ!
それまでかジュウザ!」


拳王様自慢のチカラコブの前にもはやジュウザは為す術なし!
ジュウザ
「ぬおーーーっ!?」


負荷に耐え切れず右肩が切れちゃいました。
腕十字固めを外されたジュウザは地球の引力に引かれ無防備のまま落下を開始しました。
とりあえず追い討ちをかけておく事にします。

ブッチャー仕込みの地獄突きを繰り出してみました。
ジュウザのうなじに地獄突きが突き刺さった後は、声高々に
「秘孔解啞門天聴
(ひこうかいあもんてんちょー)!」

と叫びましょう!

何故この技だけ最後に『!』マークがついてるのかは謎ですが、とりあえずテンション上げてぶちかませ!って事なんでしょうね、多分。
ジュウザが突かれた秘孔「怪アモン店長」の効果とは…?

ラオウ
「もはや己の意思とは関係なく貴様は口を割る!」


という背筋も凍る恐怖の尋問奥義だったのです!

ラオウ
「さあ答えよジュウザ!
将とは誰かっ!?」
ジュウザ
「しゃ・・・喋るもんかぁ!」


ブシューッ!

拒否権を発動したジュウザの体から大量の出血が!

ラオウ
「フッフッフ!喋らねば貴様の肉体は毛根に至るまで血を吹き出し崩壊する!」


これはキッツイですよ。
恐怖の尋問シーンは一休みして、場面は再びフドウの村へ…。

フドウ
「今日まで我が将の正体をひたすら隠しておりましたが、その理由はただ一つ!
世紀末恐怖の覇者、拳王の耳に入るのを防ぐ為!
正体を知ればラオウは歓喜して奪いに走りましょう」


ラオウも思わずまっしぐらになってしまうらしいショー様の正体とわっ!?
フドウ
「我が将は…女性でございます!!」
※ケンシロウによるイメージ画像です
※ケンシロウによるイメージ画像その2です
ケンシロウ
「女ーーっ!?」


今までの強敵の例にもれず、最後の将もごっついマッチョメンだろうと予想していたケンシロウは、その衝撃の事実にビックラコックラ!

フドウ
「左様!南斗六聖拳最後の将は・・・」
ジュウザ
「うわぁーーーーっ!?」


猫みたいな扱い方されてるジュウザがいとあわれ。
ラオウ
「さあ言え!将の正体は!?」


ラオウの取調べが段々ヒートアップしてきました。

ジュウザ
「喋らぬ…殺せ!」


ラオウ
「殺さぬ!将の名を聞くまでは!
さあ吐け!だぁーれだぁーーーっ!!」
フドウ
「その女性は・・・
貴方が愛したユリア様でございます!」
ケンシロウ
「………っ!?」


衝撃のカミングアウトに
眉毛☆DIE☆SHOCK!

思わず後ろに流れ星が走ってしまう程に…。
噂のユリアちゃんは優雅に日光浴を楽しんでおりました。
ユリア
「ケンシロウ・・・」
ついにその正体を現したユリア。
そして恋敵となったケンシロウとラオウ。

ジュウザの扱いがあんまりなまま次週へ続く。




次回予告 (Next)


息絶えるか雲の戦士ジュウザ。
死に迫るほどの執念が天地を揺るがす。

次回『北斗の拳』、
inserted by FC2 system