ラオウとの戦いに燃えるトキ。
そして、完全復活したラオウもまたトキを待つ。
宿命の対決は刻々と迫っていた。




第71話 (Chapter071)
暴かれた出生の秘密!
天はいたずらに悲劇を好む!!

放映日  1986/04/10
演  越智一裕
出  又野弘道
脚本  大橋志吉
作画監督  越智一裕
美術  砂川千里




第71話 前半 (A part)


お盆と言えばお墓参りですよね!

ってなワケで、トキは両親のお墓にお参りにやってきたのでした。

トキ
「南無阿弥陀仏…」


その行いから聖人と崇められているトキ。
時としてキリストと比喩されたりする場合もありますが、そんな彼の宗教はカトリックでもプロテスタントでもなく、日本では一番馴染みの深い仏教だったようです。

リン
「もしかして…これはトキさんのご両親の?」


トキ
「そうだ……ここは私の故郷。
私はここで生まれ育った」

修羅の国の事はここでは考えてはいけません。
タブーですよ、タブー!


トキ
「そして死ぬときもまた、この地の中へ…。
この墓は私の墓なのだ」
リン
「え…?それじゃその間のは?」


間の墓を指差して、謎のボタンを押そうとするリン。
押した瞬間サードインパクトが起きてしまいそうな予感もしますが、実際は単なるお墓の模様でありそんな事は万に一つも起こり得ないのであしらかず。

トキ
「ん…この墓か?
これは私の実の兄が入るべき墓」
そんな中、バットが何かを見つけてきました。

バット
「大変だ!向こうにでっけぇ馬の足跡が!
ありゃ黒王のにちがぇねぇよ!」


どうやら黒王演出の告知の様ですね。
上手い事ラオウを見つけることが出来ればボーナス確定です。
張り切って行きましょう!
てなワケでラオウを求めて移動を開始します。
せっかくなので、移動シーンもカッコよくキメてみましょう!

うーむ、やはり夕日をバックにすると映えますナ!
ラオウ
「やはりここに足が向いたか…トキ」


トキ
「父と母が私達兄弟を引き合わせてくれたらしい」


無事にラオウを発見し、バトルボーナス確定です。
父と母の力は確立変動に大きな影響を与えたのでした。
リン
「えっ!? あの二人は本当の兄弟!」


バット
「そうだったのか…」


あんまり外見と性格が似てないだけに、真実が判明した時の衝撃もYOUはSHOCK!
トキ
「ここの他に貴方と戦う場所はない!」


ラオウ
「フフフ、早いものだ。
あれから何年になるか…」


と言いながらいきなり壁にパンチをお見舞いするラオウ。
すると中からサイやらヌンチャク、果てはトンファーといったゴツイ獲物がたくさん出てきましたYO!
ラオウ
「フフフ、お互い大きくなったものだ」


一体全体何食ったらそんなにデカくなれるんですか?


ラオウ
「覚えているか?あの時の事を」


トキ
「…よく!」
ここからは回想シーンです。

むかしむか〜し、ある所に二人の兄弟がおりました。
今日も二人仲良く洗濯物を畳んでいると…。
ヤングラオウ
「泣くなトキ!泣いても父や母は帰ってこん」


ヤングトキ
「に…兄さん!」


ヤングラオウ
「俺達は強く生きねばならぬ!
その為に、俺達は今日まで拳法を学んできた。
強い男になるんだ!」

ヤングラオウ
「これからは、色々な苦労もあるだろう。
くじけそうになったらここに来て、この胴着を見て思い出せ。
俺達兄弟は誰にも負けぬ!
この世で一番強い兄弟である事を!!」


ヤングトキ
「はい!」
そんな仲良し兄弟の前に謎のヒゲダンディーが現れました。

ヒゲダンディー
「お前がラオウか…」

ヤングラオウ
「誰だ?このヒゲ親父は」
ヒゲダンディー
「私は北斗神拳のリュウケンだ。
お前の事は父親から頼まれていた。
…そこに立て」


いきなり崖っぷちにラオウとトキを配置させるリュウケン。
何やら危険な香りが満載ですが…
リュウケン
「チョヤサァ〜〜〜!!」


いきなり壁にキックをお見舞いするリュウケン。
ストレス発散の為の八つ当たりでしょうか?
そんな壁キックの余波を受け、ラオウとトキの足元が脆くも崩れ去ってしまいました。

ヤングラオウ&トキ
「アッーーーーーー!?」


足場を失った二人は重力に引かれるまま自由落下を開始します。
そして滝壺に激突!
運が悪いことに、トキの方は岩に両足がプレスされちゃうというオマケ付きです。

児童虐待ここに極まれり!
今ならPTAの方々が猛烈抗議な予感がします。
ヤングラオウ
「何故…っ!?」


そりゃそうです。
児童虐待に大しては断固とした抗議をしなければなりません!
リュウケン
「私が養子の約束をしたのは一人!
二人はいらぬ」


ヤングラオウ
「なにぃ!?」


リュウケン
「這い上がって来い!這い上がってきた方を養子としよう。
強くなくては北斗神拳伝承者の道は歩めぬわ!」


かなりスパルタンで納得のいかない話に聞こえますが、とりあえず北斗神拳を学ぶ為にはまず初っ端に千尋の谷をクリアーしなくてはならないようです。
ヤングトキ
「兄さん行ってくれ…僕は大丈夫だよ。
あの人の子になれば北斗神拳の伝承者に…兄さんが一番目指していた最強の男になれるんだ」


ヤングラオウ
「トキ…」


ヤングトキ
「僕の事は心配しないで…さっき約束しただろう。
僕だって強いんだ…ガクッ」


強いと言いつつその後すぐ失神する辺りに一抹の不安を覚えますが、その姿に心打たれたラオウは驚きの行動に出るのでした。
兄弟が這い上がってくるのを滝の上で待つリュウケンでしたが…。
リュウケン
「…来ぬか。
獅子の子とは中々おらぬものよ」


二人を叩き落してから実質三分も待たずに切り上げようとするリュウケン。
どうやら相当なせっかち親父の模様です。
そんなせっかちリュウケンに待ったをかけるべく、一人が崖を這い上がってきました。

リュウケン
「ん…、ラオウか?」


振り返ったその先には!?
ヤングラオウ
「うおぁああああ!!」


なんとラオウはトキを抱えて片手で崖を這い上がってきていたのです!
一粒で二度おいしい驚愕の展開にせっかち親父のリュウケンも度肝を抜かれてしまいました。
リュウケン
「な…なんと!
ラオウ、おぬし片手でこの崖を…!」
ヤングラオウ
「弟と一緒でなければ
養子に行かん!
トキの面倒は俺が見る!!」


♪兄弟の絆なのさ
そうだね 兄さんそうだね♪

ラオウ兄さん魂の叫び
リュウケン
「この子…ワシの想像を超える男になるかもしれぬ」
回想その1終了です。

数年の時を経て、ラオウはリュウケンの想像をはるかに超えるコワモテ男へと成長したのであった。

…ホントに夢に出そうなくらいおっかない顔ですね。
トキ
「ラオウ、貴方は師父リュウケンの想像を超え、あまりに顔が怖くなりすぎた!
…そして、その野望も!!」


トキが啖呵を切ったところでいい時間になりました。
CMに突入しますよ。
ケンシロウ
「ほわちゃぁぁあああ!!」




第71話 後半 (B part)

ラオウ
「後悔せぬか?」
トキ
「自ら望んで選んだ道…
何のためらいもない!」


トキのこの前向きな姿勢は大いに見習わねばいけません。
リン
「ケン、止める事はできないの?!」


ケンシロウ
「出来ぬ!二人の血の間には誰も入ることは出来ぬ」


止めたりしたら視聴者からクレームの嵐が吹き荒れるので、リンは大人しくギャラリーに徹していてくださいね。
そんなこんなで天上兄弟ゲンカがついに始まりました。

バット
「違う…二人の拳は全然違う!」


ケンシロウ
「動と静…烈と粛。
まるで二人の生き方の様に!」
ラオウ
「ジョイヤーー!!」


開幕早々、殺人スピアーを敢行するラオウでしたが…。
ブーーーーーーン!! ^ω^
ジャンプ一番!華麗に回避するお!!
そしてそのまま反撃のダブルチョップを叩き込もうとするトキでしたが…。

ラオウ
「フンハッ!」


器用な受け方でラオウに防がれてしまいました。
ラオウの繰り出すパンチをカニ挟み!

見方によっては組み体操してるみたいに見えますね。
まさしく絵になる光景となっております。
ラオウ
「フン!確かに迷いも見えぬ!怯えも見えぬ!
死期が貴様の拳を高めたか!!」
トキ
「私の拳を高めたのは死期ではない。
ラオウ…貴方自身の存在だ!!」


舞台は再び回想シーンへ…。
これはラオウの修行シーンです。
リュウケンと組み手をしているようですが…。
リュウケン
「あまいっ!」


ヤングラオウ
「ぐはーーーっ!?」


見た感じG馬場並みのキックをを叩き込まれてます。
リュウケンの足のサイズって一体いくつ位なんでしょうか?
そんなスパルタンな修行風景を入り口からこっそり覗くトキ。

ちなみに、肩に止まっている超プリチーな鳥は「ココ」と言って、洗濯物を口に加えて逃走したりする悪戯好きなオウムちゃんです。

リュウケン
「ウム、今日はここまで!」

今日の修行は元斗皇拳で締めます。
何事も経験です。
色んな拳法をその体に叩き込んで地上最強の男を目指しましょう!

ヤングトキ
「大丈夫!? 兄さん」


兄さんは大の字でダウンしてますが大丈夫でしょう、多分。

ヤングラオウ
「…大丈夫だ、心配するな。
俺は負けん!絶対に挫けん!
俺が挫けたらお前も放り出される…。
そんな事は絶対にさせん!!」
ヤングラオウ
「…それにな、俺は強くなりたいんだ。
見てろよトキ!俺は必ずこの世で一番強い男になる!!
そしてこのラオウの名を天下に鳴り響かせてみせる!」


ロマンを掴み取れ!天下一!!

ヤングトキ
「すごいよ!!ラオウさん」
数時間後、トキは川へ洗濯にいきました。
緊急事態です!
いたずら者ココが洗濯物を口に咥え飛び去ってしまいました。

ヤングトキ
「あっ!ココ、駄目だよ!?」
ヤングトキ
「ズコ〜ッ!?」


ココを捕まえようとするトキでしたが、勢い余ってその場にズッコケてしまいました。

トキとしては非常に珍しいドジ踏んだシーンとなっております。
これはレア度が高めですよ。
ヤングトキ
「ココ〜〜!ドコ〜〜〜!?」


探索モードに入るトキでしたが…。
残念ながらココは変わり果てた姿で発見されました。

ヤングトキ
「これはひどい!」


誰が矢ココにしてしまったんでしょうか?
オィちゃん
「おーぅ、その鳥はお前のか?」


黒い体に緑の頭髪と言う配色的にあんまりなこのオィちゃんが真犯人だったようです。

ヤングトキ
「何故殺した!?」
オィちゃん
「ぐへへへ!丁度いい的だったんでナァ〜。
ちっこい鳥だったがあの手ごたえが忘れられねぇ」


これまた素敵にエロい目つきで微笑んでますね。
思わず悩殺されてしまいそうです。
オィちゃん
「アヒャヒャ…っ!? アッーーーーー!?」


そんなオィちゃんでしたが、突然太腿に走った衝撃に思わず悶絶してしまいます。

腰の入ったトキの正拳がエグい角度でめり込んでますね。
これは強烈ですよ!
オィちゃん
「qあwせdrftgyふじこlp!?」


アニメチックにピョンピョン飛び跳ねてその痛さをアピールするオィちゃん。
見事な役者根性に目頭が熱くなってしまいそうです。
ヤングトキ
「とぅっ!!」


別にトキが後光を発しているワケではありません。
太陽を背にジャンプしているのです。
これまたエグい角度から膝蹴りをオィちゃんの顔面にお見舞いです。

オィちゃんの見事なまでのやられ顔がその威力を体言しております。
相手をひっくり返した後は馬乗りになってパンチ連打の雨あられをお見舞いします。

ゴッ○マン並のフルボッコにオィちゃんも虫の息です。
天竜ばりのグーパンが顔面にめり込んでますね。
とっても危険なので良い子の皆は真似しちゃ駄目だぞ!
リュウケン
「そこまでだ」


レフェリーストップで、Winner is TOKI!
リュウケン
「まさか、この弟にもこんな天才的な拳法の才能があろうとは…」
何やら悩ましげな視線でトキを見つめるリュウケンですが、別にショタコンなワケではありませんよ。

リュウケン
「いつ覚えたトキ?
道場を覗いておったのか」
リュウケン
「お前も北斗神拳を見に付けたいのか?」


ヤングトキ
(…こくり)


リュウケン
「北斗神拳は一子相伝!
お前達二人同じ道を歩めば、いずれ片方は拳を封じられ倒されねばなるまい…。
それでも構わぬのか?」


ヤングトキ
「はい!」


リュウケン
「…明日からお前も道場に来るがいい」
ヤングトキ
「はいっ!!」


ヤングラオウ
「…トキ…なぜ?」

ヤングトキ

「兄さんを超えたいから!」


ヤングラオウ
「フッ…トキ、お前にも俺と同じアツい血が…。
優しいばかりだと思っていたお前にも!」

ヤングラオウ
「いいかトキ…、もし俺が道を過った時は、お前の手で俺の拳を封じてくれ!」


…という幼き日の誓いがあったのでした。
ラオウ
「トキ…水面の如く静かなるその奥底に、火の激しさを持った男よ」
トキ
「誓いの時は来た…
今私は貴方を越える!!」
ラオウ
「フフハハハッ!流石我が弟よ。
だがお前は決して俺を超える事は出来ぬ!
ぬおあぁあ!!!」
ラオウの剛拳を受け流し、そのまま突きを打ち込んでみました。
突きがラオウの胸にカウンターヒットしました。

カウンターを取られた相手は受身が取れません。
遠慮は要らないので、ここぞとばかりに追撃のコンボを決めてあげましょう。
トキ
「はぉーーーーっ!!」


チョキやらパーやら入り乱れての百烈拳がラオウの体に叩き込まれます。
百烈拳を食らったラオウの胸板に無数のクレーターが誕生しました。
バット
「あぁっ…秘孔を!?」


リン
「ケン!トキの拳が当たったわ!!」


ケンシロウ
「…いあ」
ラオウ
「フッ!相変わらず優しい拳だ!!
ぬおおぉーーーー!!!」


ラオウが力を込めた瞬間、胸板のクレーターは全て跡形もなく整地されてしまいました。
筋肉の力は全くもって偉大ナリ!
ラオウ
「だが甘い!
必殺の間合いに入ってこねばこの俺は倒せぬわ!」


ラオウの反撃!
得意の剛パンチでトキを粉砕だ!
しかし、トキは流れる様な動きで巧みにラオウの剛拳をスルーします。

これぞ柔の拳!!
バット
「あぁっ!トキが背後をとった!!」


ラオウは岩に腕を取られて完全無防備の背中をさらけ出してしまいました。

幸いまだ背中に鬼の顔とか出てないので、ラオウが本気になっちゃう前にケリをつけてしまいましょう。
勝った!

…と思った矢先、謎の衝撃に左肩を抉られるトキ。

トキ
「こ…これはっ!?」
何が起こったかと言うと、後方確認せずに繰り出した後ろ蹴りが、トキにヒットしてたのです。

話とは全く関係ありませんが、後方確認せずに車をバックさせると、このトキみたいに通行人を吹っ飛ばしてしまい大事故に繋がってしまう可能性があります。
車を運転する場合は、左右後方の安全確認をきっちりしっかり確実に行うようにしましょう。
ケンシロウ
「無想陰殺…!
気配を読み、殺気との間合いを見切り、無意識無想に繰り出される必殺の拳!!」


ちなみに、この技は使用する際オーラゲージを一つ消費します。

ケンシロウ
「隙を誘うトキの柔の拳と、ラオウの剛の拳では勝負はつかぬ!」


このまま千日戦争に突入してしまいそうな、そんな流れですね。
ラオウ
「トキ!
このラオウを目指していたのであれば、なぜ非情の剛の拳を学ばなかった?
剛の道に踏み込めなかったその優しさが命取り!!」

ラオウのポーズがちょっと変なのは少し調子に乗っちゃってるからです。
大目に見てあげてください。

ラオウ
「もはやこの勝負見えたわっ!!!」

必殺の剛チョップでトキを両斬波しようとするラオウ。
しかし、その殺人剛チョップをトキは見事に受け止める事に成功しました。

ラオウ
「ぬぅっ!? なんとっ! この拳を受け止めおったか!!」


トキ
「うおぉぉぉぉ!!!」


ケンシロウ
「なっ…!トキが剛の拳を!!」
リン
「あぁっ!トキの体が!?」


いきなりマッチョマンになるトキ。
これがアミバ式北斗神拳の完成形なのかっ!?

トキ
「忘れたかラオウ!私が貴方の全てを目指していた事を!!」
トキ
「私の体に流れるラオウと同じ血は、私にこの拳を会得させた!!」


空中オーラガードも不可能な究極奥義「北斗砕覇拳」をラオウにお見舞いするトキ。
この技が決まった瞬間に、北斗七星ゲージが全て無くなると…。
トキ
「天を見よ!
見えるはずだ!あの死兆星が!!」


…という神演出を見ることが出来るのです。
ラオウ
「なんとっ…!
我が頭上に死兆☆がっ!!」


驚きのあまり、思わずシェーのポーズになっちゃいました。

トキ
「ラオウ…この拳は私の最期の戦い。
貴方との戦いまでは使わぬと誓っていた!!」

カッコよく啖呵を切るトキですが、とにもかくにも私が気になるのは、さっき破いたばっかりの上着がこの瞬間だけ復活しているという事実だったりします。

まぁ塗り間違え説が一番濃厚だと思われますが…。

ケンシロウ
「トキの天賦の才がラオウの死兆星を呼んだ!
神にすら、この宿命の対決の勝敗は見えぬ。
北斗二千年の歴史の中に言い伝えがある…。
互角の拳を持つつわもの相戦う時、その両者の頭上に死兆星輝くと…」
トキ
「さぁ…宿命の幕を閉じよう、ラオウ!!」


はたして二人の宿命の対決の行方は…!?
次週に続く。




次回予告 (Next)


ラオウの剛拳が唸り、トキの柔拳がしなる。
相打つ宿命の兄弟。どちらに堕ちるか死兆星。

次回『北斗の拳』、
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