2003年作品 OVA版『新・北斗の拳』




第弐話 禁じられた拳 

冒頭ナレーション
「星が燃えた…。荒れ狂う熱塊が大地を奔り、その星に存在した高度な文明は 一瞬のうちに溶解し焼き尽くされた…」




第弐話の見所 (topics)

謎の新キャラ「セイジ」ですが、実はおっぱい星人であった事が今回判明します。
サーラをベッドに押し倒し、服を剥ぎ取るセイジ。
成人指定になりそうなこの後の展開に、私の胸は高まりっぱなしです。




第弐話の強敵 (Character)

相変わらずドライブしているケンシロウですが、今回は頭文字Dも真っ青のハンドル捌きを披露してくれました。
第弐話はセイジがメインの内容である為、残念ながら今回ケンシロウの出番はかなり少なめです。
今回はお色気担当要員となったサーラさん。
相変わらず不遇な状況が続きます。
セイジとの因縁がどのような結末を迎えるのか要チェックです。
今作ではほとんど出番が無いトビ&ビスタ
サーラさんとのラブストーリーも全く進展がなかったりと、踏んだり蹴ったりなトビですが、最後の最後でちゃっかり反乱軍のリーダーになっています。
押さえるべき所は押さえたと言えるでしょう。
サーラ(少女時代)です。
以前どこかでセイジに会ったことがある気がするサーラ。
その出来事を思い出そうと回想してるのがこのシーンです。
この二人の出会いって、かなりメルヘンチックな感じがします。
なにやら殺意の波動に目覚めてますが、彼が今回のメインキャラの「セイジ」です。
「サンガの全てを奪う為、地獄の底から這い上がってきた・・・とだけ言っておこう」とどこかで聞いた事がある様な 自己紹介を行いました。
物語後半で、実はサンガのマイサンであった事が判明します。
手前にいる坊さんが、北斗の亜流「北門の拳」最強の男「ジネン」さんです。
無謀にもケンシロウにケンカを売りますが、目に濁りがなかった為殺されずに済みました。
無礼を働いたお詫びとしてケンシロウに血清を渡します。
ご都合主義とは言わないで・・・。
セイジ抹殺の為、派遣された坊さん達です。
背後に何やら穏やかじゃないオーラを発散させてますが、所詮彼らはセイジのかませ犬なので、 いい所は全くないまま殺られちゃいました。
彼ら坊さんは巷では「クリフランダー」と呼ばれています。
外界との接触を絶ち、独特の世界を築いている魔物の集団として人々に恐れられているのです。
今回、侵入者であるケンシロウにその刃を向けるのですが・・・。
今回一番目立った雑魚キャラがこの「チェス」さんです。
セイジ配下となった彼は牢屋の番人として勤務する事になりました。
太っている事がコンプレックスらしく、「デブ」呼ばわりされるとブチ切れます。
「俺はデブじゃねぇ!! 体格がいいだけだ!!」というのが、彼の心の叫びなのでした。
少年時代のセイジです。
丸太橋を恐る恐る渡っていたセイジですが、実の父親の虐待によって谷底に突き落とされてしまいます。
この事がトラウマになり、セイジは不良になってしまうのです。
かなりイッちゃってるセイジの親父です。
想像するに、セイジに対しかなり非道な事を行ってたみたいですね。
この残虐超人である親父に復讐する為、セイジは地獄の底から這い上がってきたのです。
北門の拳の老師登場。
見た感じジュウケイ×ヒョウをカップリングしたような顔をしてますが、 物語上の関係は全くありませんので他人の空似でしょう。
今回は語り部としてケンシロウにいろいろな事をレクチャーしてくれます。




第弐話の北斗神拳 (Battle)


クリフランドの渓谷をジープで爆走するケンシロウ。
ですが、途中で巨大岩石地帯に突入してしまいました。
容赦なく迫る落石に、ケンシロウはどう対処するのでしょうか。
驚異的なハンドル捌き&ギアチェンジで落石群を突破するケンシロウ。
実はかなりのドライブテクニックの持ち主であった事が判明しました。
操縦していたのがバットだったら、今頃はサンドイッチになっていた事でしょう。
鎖国が掟のクリフランドに侵入しようとするケンシロウを亡き者にする為、 門番の坊さんが戦いを挑んできました。
ですが、所詮は下っ端なので実力は大した事はありません。
そんな坊さん相手に思いっきり回し蹴りをカマすケンシロウは、結構ヒドイ奴だと思います。
今度は三節棍でケンシロウを強襲するクリフランダー。
空中から力任せに三節棍を振り下ろしますが、ケンシロウに通用するんでしょうか?
やっぱり通用しませんでした。
三節棍をナイスキャッチしたケンシロウは、そのままグイグイ坊さんを引っ張り込みます。
この後は悲劇的な光景が展開されるのです。
重力に身をまかせ、落下してきた坊さんの顔面ど真ん中に、超強烈な対空パンチを お見舞いしたケンシロウ。
この攻撃で坊さんは鼻血ブーメラン状態になり、再起不能になってしまうのです。
北門の拳の使い手、ジネンが構えたその型は「北斗天帰拳」にソックリさんでした。
原作で言う所の「北斗天帰掌」にあたるんでしょうか?
戦う前に「殺られちゃっても恨みっこなしだぜえ! 俺は悪くないからなあ!!」という姿勢を示すのは素敵だと思います。
ケンシロウを囲い込みつつ、三方から飛び掛るジネン&その他2名。
脇役二人が神風特攻でケンシロウの注意を引いている間に、ジネンが必殺の一撃を決めるという作戦なのですが、 果たして上手くいくんでしょうか?
体から放たれる闘気でジネン達の必殺作戦を察知したケンシロウ。
まずはその他二名を超強烈な延髄蹴り&パンチでノックアウトしました。
必殺作戦を破られロンリーバトルを強いられる事となったジネンは、得意の突き連打でケンシロウに挑みます。
練り上げられた連打はケンシロウから「スゴイじゃないの」とお褒めの言葉をいただきます。
でも、結局一発も当たりませんでした。
そろそろ勝負をつけようと思ったケンシロウは、激しく闘気を燃焼させます。
闘気流に飲み込まれたジネンは、完全にビビリ状態になってしまいました。
ヤケクソ気味に放たれたジネンの右フックをあっさり回避したケンシロウは、背後からそぉ〜っと近づき 強烈すぎる裏拳をブチ込みました。
この後、ジネンは派手に錐揉み回転しつつ、後ろにあった墓石にクラッシュしてしまうのです。
あまりの格の違いに半べそ状態となるジネン。
ケンシロウのトドメの人差し指が、ジネンの額に迫ります。
しかし、ジネンが悪党でないと見抜いたケンシロウは、指差し確認だけで勘弁してあげるのでした。
追っ手のクリフランダーと対峙したセイジ。
戦闘モードに入ったセイジの全身から、闘気が迸ります。
みなぎる闘気を右手に集中させ、必殺の「ガチョーン」をお見舞いするセイジ。
強烈な手首のスナップにより生み出された衝撃波が、クリフランダーに襲い掛かります。
ガチョーン一発で派手に吹っ飛ばされるお坊さん。
「ケンカ拳法のアイン位の強さじゃねーの」と思ってたのですが、どうやらセイジはなかなか腕が立つようです。
飛び技を仕掛けるもう一人のハイランダー。
しかしセイジは「この蚊トンボがぁー!!(実際には言ってません)」と、いともたやすく撃ち落してしまいます。
その後、甘すぎるボディに一発ブチ込んだのがこのシーンというわけです。
神風特攻してきたクリフランダーを、カウンターのライトクロスで迎撃するセイジ。
ディフェンスもなかなかの様です。
20世紀最大の必殺ブロー「ジェットアッパー」でクリフランダーにトドメを刺すセイジ。
脳みそが完全にシェイクされてる為、坊さんはもう立つことは出来ないでしょう。
戦闘後、顔が破裂し昇天するクリフランダー。
どうやらセイジの使う拳法は、北斗の流れを汲んでいるようです。
それにしても坊さんの髭、いい具合に鼻毛に見えるのが面白いです。
実はアダルトキャラだったセイジは、サーラにラブシーンを要求します。
サーラを手篭めにしようと迫るセイジ。
なんだか妖しげな展開になってきました。
アダルトな行為を開始したセイジ。
サーラは合意したフリをしながら、セイジが油断する瞬間を待ち構えます。
目をクワッと見開きつつ、セイジの秘孔を一突きするサーラ。
ですが、北門の拳を極めたセイジの肉体はガチガチに固かったので、ただの指圧に終わってしまいました。
点穴を突いて、オイタを働いたサーラを失神させるセイジ。
この後、アダルトな展開に突入したっぽいですが、それ描写しちゃうと18歳以上対象になっちゃうので、 このシーンはここで終了となります。
セイジVSサーラの第2ラウンドが開始されました。
点穴勝負では勝ち目がないと考えたサーラは、ナイフで刺殺しようとします。
対するセイジは後ろを向いたままで、「殺るならやってごらん?」て感じで余裕コキまくりです。
無防備なセイジの背中に、突進するサーラ。
手に持ったナイフが深々とセイジに突き刺ささった・・・かに見えた次の瞬間、 なんとナイフがポッキリと折れてしまいました。
セイジの体が固すぎるのか、それともナイフがナマクラだったのかよくわかりませんが、 今回の勝負もセイジの勝ちで幕を下ろしました。




第弐話のお話 (Story)

ラストランドを支配していたサンガを倒したケンシロウ。しかし、情報屋のトビの弟ビスタが破傷風にかかってしまい、 余命2日しかないという状況になってしまう。血清のある自由の村まで、ジープでも往復4日かかる。 なんとかならないか思案するケンシロウ。サーラの情報によれば、北のクリフランドを越えればなんとか2日で間に合うらしい。 だがクリフランドには、外界との接触を絶ち、独特の世界を築いているという怪しげな集団がいるという話だった。 戦いの予感を感じたケンシロウは、クリフランドへ向かう事を決意する。血清を手に入れるため、ケンシロウはジープをカッ飛ばし つつラストランドから旅立つのであった。
一方、ラストランドの片隅では、チェス率いる敗残兵が今後の展望を相談していた。サンガが死んでこの国でイイ思いができなくなった以上、 さっさとトンズラしちまおうというのが大多数の意見だった。そういうワケで、早速トンズラしようとしていたチェスのもとに、 ケンシロウがジープに乗ってラストランドから出て行ったという情報が舞い込んできた。 これをチャンスと見たチェスは、「ラストランドを支配しちゃおうかな〜」と企む。そんな時、チェスの前に フードで身を包んだ異様な男が現れた。ケンシロウと勘違いしてしまったチェスは、半べそかきながら「何が出て行っただ! ここにいるじゃねーか!!」 と叫ぶのだった。だが、フードの中身は別人だった。セイジと名乗るその男は、サンガから全ての物を奪いに来たと宣言する。 突如、セイジの背後からサイドカーに乗った坊さん二人組が現れた。 額に書かれた刺青をみたチェスは、「クリフランダーだ!」と叫びながら解説する。いきなり戦い始めるセイジと坊さん達。 どうやらセイジはお尋ね者のようだ。闘気を燃やしたセイジは、必殺のガチョーンで片方の坊さんを吹っ飛ばす。 もう一人の坊さんは飛び蹴りで反撃してきたが、「人は鳥にはなれんわ」と説教しつつボディに強烈な一発をお見舞いする。 最後は、捨て身覚悟で突っ込んできた坊さんチームを、必殺のストレート&アッパーで撃沈し戦闘は終了した。 派手に爆発する坊さん達。傍らで見ていたチェスは、「なんで同じ様な拳法を使う奴が2人もいるんだ!?」と パニックに陥ってしまった。そんなビビリ入りまくりのチェスに、「服従か、死か、どちらか選べ」と究極の選択を 強制するセイジ。小心者のチェスは、即「どこまでもついて行きます!!」と答えるのだった。
塔の頂上でケンシロウの帰りを待つサーラ。そんな彼女の前に、野望に燃えるセイジが現れた。 サンガの遺体の場所を質問するセイジ。サーラはセイジを地底湖へと案内する。地底湖の澄んだ水に感動するセイジであったが、 サンガの死体を見るなり豹変し、遺体を砕き割ってしまう。それほどまでにサンガを憎む理由を尋ねるサーラ。 それに対し、「サンガの全てを手に入れるため、地獄の底から這い上がってきた・・・とだけ言っておこう」と答えた。 城に戻ったセイジは、玉座にふんぞり返りっていた。今度はセイジに捕らわれてしまったサーラ。セイジは部下と なったチェスに命じ、サーラを牢屋にブチ込んでしまうのだった。
所変わって、ケンシロウは霧が立ち込めるクリフランドを爆走していた。中程まで達した頃、突如として落石に襲われるケンシロウ。 だが、ケンシロウは抜群のドライブテクニックで落石を回避しつつ、その場を切り抜けるのだった。落石地帯を 通過したケンシロウの前に、謎の寺院が姿を現す。近づこうとするケンシロウだったが、中から出てきた坊さんに 襲われてしまう。強さ自体は大したことなかったのでパンチ&回し蹴りで瞬殺するケンシロウ。だが、すぐに新手が現れた。 今度の坊さんは三節棍を振り回しつつ襲ってきたが、ケンシロウはなんなくナイスキャッチし対空パンチで撃破に成功。 坊さんを蹴散らしたケンシロウは、門に向かって「ここを通行したいだけだ」と呼びかける。 すると門の上から赤装束の坊さんが三人降ってきた。ここまで来た事情を説明するケンシロウ。だが、 鎖国をひたすら重視する坊さん達は全く聞く耳を持たない。仕方ないので、ゲンコツで納得させようとするケンシロウ。 対する坊さん達も応戦の構えをとる。なんと坊さん達の構えは「北斗天帰拳」にクリソツだった為、ケンシロウはビックリしてしまう。 この寺には北斗に関する何かがあるのか。そんな疑問を感じつつ戦闘は開始された。
その頃、セイジは昼寝の真っ最中であった。少年時代の悪夢にうなされるセイジ。かつて、自分の父親によって谷底に突き落とされた事が、 セイジの心のトラウマになっていた。汗びっしょりで目覚めたセイジは、癇癪を起こしながらテーブルをぶち壊すのだった。
再びクリフランドでは、ケンシロウとジネンの戦いが続いていた。三方から襲い掛かる雑魚をなんなくKOしたケンシロウ。 ジネンが放つ突きの連打も、神業ディフェンスで全て捌ききってみせた。自慢の突きが通用しない事に、気が動転するジネン。 ここがキメ時と判断したケンシロウは、全身からオーラを発散させジネンにプレッシャーを与える。 ケンシロウの放った裏拳で、見事に錐揉み回転しつつ後方に吹っ飛ばされるジネン。「俺は一体何と戦っているんだ!?」と完全にパニックに 陥ってしまった。そんなジネンにトドメの人差し指を繰り出すケンシロウ。だが、ジネンの濁りのない目を見たケンシロウは、 峰打ちで勘弁してあげるのだった。勝負をつけたケンシロウの前に、謎の老師が現れた。ケンシロウが使う拳法 が北斗神拳であると悟った老師は、開祖の拳に出会えた感動に涙する。老師はそのままケンシロウを寺の中に 招待するのだった。
ラストランドの地下牢。そこにはトビとビスタ、サーラが捕らわれていた。牢番となったチェスを「デブ」呼ばわりしつつ、 牢屋から解放するよう要求するトビ。そんな時、牢にセイジがやってきた。サーラを連れ自分の寝室に戻ろうとするセイジ。 慌てたトビは、自分も牢屋から飛び出そうとするが、強烈な一撃を食らってフッ飛ばされてしまう。 セイジはチェスに後をまかせ、塔の上へと消えていった。トビに御仕置きの鞭を叩き込むチェス。どうも先ほど 「デブ」呼ばわりされた事が頭にきてたらしい。トビは一瞬の隙をついてチェスに飛び掛るが、迎撃キックを食らって 失神してしまうのだった。
サーラを寝室まで連れてきたセイジ。ベッドの上にサーラを放り投げると、おもむろに服を脱ぎ始めた。 なんだかやばそうな雰囲気に息を飲むサーラ。上半身裸になったセイジは、サーラの衣服を剥ぎ取った。 露になるサーラの巨乳。ほくそ笑むセイジはそのままサーラに覆いかぶさった。アダルトな行為を行おうとする セイジの隙をついて、点穴に突きを入れるサーラ。だが、北門の拳を極めたセイジの肉体には通用しなかった。 逆に点穴を突かれ、サーラは失神してしまう。気絶したサーラを見下ろしつつ、セイジはイヤらしい笑いを浮かべていた。
その頃、ケンシロウは寺の中で老師と向かいあっていた。北門の拳について尋ねるケンシロウ。老師の話によると、 かつて継承者争いに敗れた者が開いた拳法であるらしい。ある物を守る為、この地に残り鎖国を貫いてきた北門の拳。 渓谷に住む彼らの事を、人々はいつしかクリフランダーと呼ぶようになった。 そこまで話すと、ジネンが玉手箱を持ってきた。ケンシロウにケンカを売ったお詫びとして、血清をプレゼントするジネン。 ケンシロウはありがたく受け取った。再び話を続ける老師。北斗神拳伝承者であるケンシロウに、一族の秘密を 教えると言う。ジネンが壁を操作すると、目の前に原子力マークのついた巨大な金庫が現れた。 ここはかつて兵器の処理施設であったという。この中には文明の遺産である細菌兵器や核がわんさか眠っているのだ。 北門の拳は、この兵器を悪用されぬ為、一生をかけてこの地に留まり守っているのだという。頑なに鎖国をする理由を理解したケンシロウは、 北門の拳の生き方に感動するのだった。
話が終わってラストランドへ戻ろうとするケンシロウ。旅立つケンシロウに、老師はある男の抹殺を依頼する。 その男の名はセイジ。北門の拳の奥義を2年で極めた天才だが、父親に対する憎悪を燃やす狂気の男である。 セイジの父親の名前を尋ねるケンシロウ。すると老師は、父親がサンガである事を告げる。それを聞いたケンシロウは 北斗の宿命を感じた。ジープに乗ってクリフランドを去るケンシロウを、老師とジネンは寺の上から見つめていた。 老師は天空に輝く北斗七星を見上げながら、北門の拳の掟を破ったセイジが、開祖の拳である北斗神拳伝承者によって裁かれると予言するのだった。
一方、ラストランドではトビが必殺の死んだフリでチェスを油断させ、まんまと牢屋から脱獄していた。 サーラ救出の為、フラフラながらも塔を登るトビ。だがそんな彼の前に現れたのは、ボロボロの衣服に身を包んだサーラの姿だった。 その姿にショックを受けたトビは脱力し、泣き叫ぶがサーラの耳には届かない。ひとまずサーラの救出を諦めたトビは、 ビスタの下へトボトボと戻るのだった。
次の日、セイジは屋上で遠くを眺めていた。その背後に現れたサーラ。両手にはゴツイナイフが握られていた。 点穴が使えるものは悪魔にもなれる危険性を秘めている。セイジの存在がヤバイと感じたサーラは、 セイジの抹殺を決意したのだった。一方のセイジは、サーラを全く相手にせず相変わらず遠くを眺めていた。 勢いよくセイジに突進するサーラ。ゴツイナイフが深々とセイジの背中に突き刺さる。だが、次の瞬間ナイフは 見事に折れてしまった。ビックリするサーラの顔を引っ掴むセイジ。その首筋に刻まれた傷跡を見たサーラは、 突如回想を始めるのだった。かつて野良犬に襲われた時、自分を庇ってくれた一人の少年がいた。 その時、少年は野良犬に噛まれ首筋を負傷してしまったのだ。酷く父親を憎む少年、それが目の前にいるセイジと重なって見える。 サーラは首筋の傷がどうして出来たのか、セイジに尋ねた。すると「犬に噛まれた」というアンサーが返ってきたのでこりゃ間違いない と確信した。少女時代を思い出しつつ、涙するサーラであった。
その晩、トビはビスタをおぶって地下水路を進んでいた。ビスタが神と崇められている事を利用し、サーラの救出プランを練るトビ。 どんな手段を使っても必ずビスタ&サーラを助ける事を決意しつつ、街を目指して進むトビであった。
翌日、城の門番が立ちションしてると、目の前から反乱を起こした群衆が迫ってきた。トビの口八丁により、セイジが ビスタとサーラに非道を働いた張本人だと思い込んだ民衆は、迷うことなく城目掛けて殺到する。チェスから反乱の報告を受けたセイジは、 トビの実力を評価する。反乱に加わった民衆を「殺して殺して殺しまくれ」とジェノサイド指令を出したセイジは、 サーラの下へ向かった。一方、外を眺めていたサーラはひたすらケンシロウの帰りを待っていた。その背後に現れるセイジ。 サーラは反乱を止めるようセイジに懇願する。「俺が群衆に紛れ込んでトビを殺せばこの戦いは終わる」と 余裕シャクシャクで答えるセイジ。だが、「今はまだこの戦いを楽しもうじゃないか」と野次馬根性丸出しのセイジに、サーラは 強い失望感を覚えるのだった。
ラストランドへの帰還を急ぐケンシロウ。砂漠の真ん中を爆走するジープを背景に今回は終わりで次回に続く。




制作スタッフ (Staff)


Presented by オービー企画 「新・北斗の拳」製作委員会
Orijinal Story 武論尊&原哲夫
Screen Play 堀江信彦 戸田博史
Mechanic Design/Mechanic Director 川原智弘
Character Design/Animation Director 外崎春雄
Art director 桑原 悟
Director of Photography わたなべぢゅんいち
Sound Director 三間雅文
Music 高梨康治
Opening title 小深田真次
Executive Producer 宇佐美廉
Director 渡部高志




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